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切れ味に見惚れるレンズ SIGMA 60mm F2.8 DN
カメラ・レンズで振り返るシリーズ第四弾。
1年ほど前に手にしたものの近い焦点域にZD 50mm F2.0 Macroというお気に入りのレンズがあるため、なかなか持ち出す機会のなかったSIGMA 60mm F2.8 DN ARTです。
このエントリーを書くためと言ってしまうと少々かわいそうな気がするのですが、久しぶりにE-M1に付けて持ち出しました。
それにしてもこのレンズ、久しぶりに使ってみるととにかく扱いが難しい。Eマウントとマイクロフォーサーズ用にラインナップされていて、マイクロフォーサーズ版では35mm版換算で120mm相当の画角になるため、思っている以上に自分が大きく動かないと構図が作れません。Eマウント版であれば90mm相当なのでかなり使いやすいレンズだと思います。
いわゆる冬晴れでスッキリとした空だったので、いつもの公園へ子どもと散歩しつつ池の周りでスナップしていきます。Flickrで拡大して見ていただくと分かりやすいのですが、F2.8の絞り開放からとんでもない切れ味。キレッキレという表現はこのレンズのためにあるようなものです。
しばらく歩いて池の対岸へ向かっているとゆりかもめの群れが一斉に飛んできました。慌てて追いかけたのですが、さほど苦労せずにピタッと捉えてくれます。爆速とは言いませんが十分高速なAF。
写真の中にセンサーダスト(シミ)っぽく写っているのは飛んできたメタセコイアの葉です。
先ほど飛んできたゆりかもめが池の畔の斜面でくつろいでいます。
ゆっくり近づくと1.2mぐらいまでは寄れました。そこまで寄れれば地表すれすれから見上げるようなアングルも狙えます。
子どもと二人でじっと待っていると、すぐそばにランディングしてくるところを見られました。
芝の上に着地するところを後ろから。と、ここまですべて開放F2.8の写真ですね。絞ったものも撮ったはずなのにおかしいな。
やっとありました。2段絞ってF5.6。正直、ほとんど描写の変化はありません。
これだけの描写をするレンズなのに(Eマウント・MFTともに)16,000円前後で手に入るというのは驚きます。
鏡面仕上げで全面フォーカスリングになっている鏡胴は乾燥するこれからの時期は滑りやすかったりするのでリニューアルして欲しいところですが、特にEマウントユーザーには必携レンズと言ってもいいのではないかと思います。