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ミクロな世界から遠景まで Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
カメラ・レンズで振り返るシリーズ第5弾。
この1年で購入したレンズの内、Carl Zeiss Planar T* 1.4/50と並んで使用頻度が高かったのがAi AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D。
このレンズ、そもそもPlanarが寄れないことや絞り開放付近の描写が緩いことなどが不満で手にしたはずだったのですが、皮肉なもので最近はPlanarのそんなクセも楽しめるようになってしまいました。
そんな経緯で手にした本レンズですが、実際カメラに装着して撮ってみればマクロレンズらしく近くのものはもちろん、遠景まで歪み無く切り取っていける使い勝手の良さで、自分の中ではこれさえあればどうとでもなるという安心感のある1本でした。
上の2枚は神奈川県の服部牧場にて。
馬の鼻先の体温が伝わってきそうな描写に、数ヶ月経った今でも少し興奮してしまいます。
写真を見返していたらメッツゲライハットリのフライシュケーゼが食べたくなってしまいました。
開放F値が2.8なので夜のネコが撮れるか少々心配はありましたが、難なくこなしてくれました。ピントの山が見やすいレンズというのは暗いシチュエーションも諦めず撮りにいけるのが嬉しいですね。
まっすぐなものがまっすぐに写る。簡単そうなことですが、自分の中ではかなり大事な要素だと気が付きました。
あまりになんでもこなせてしまうので、自分の中のセオリーから逸脱した雰囲気の撮り方にも挑戦してみました。
彼岸花と言えば、巾着田にもこのレンズで行きましたっけ。
今年はいわゆる写真の名所みたいな所(あしかがフラワーパークや巾着田など)に足を運んでみましたが、どうも私はそういう写真を撮ることを求めていないのかも・・・と感じています。
地図を見て行きたい場所を探す、その場所へイメージしている景色を探しに行く。そんなプロセスが好きなんだと最近になって思うようになってきました。しかし、このこともいろいろな場所へ行ってみたから分かったこと。来年もあっちこっちへ出かけてみるのは変わらないかも知れません。
そんなことはさておき、このレンズの本領はやはりクローズアップ撮影。
見慣れたものでもマクロレンズで目一杯近づくと新鮮な世界が広がっています。
ミクロな世界からスナップや風景まで、これがあれば大抵はこなせてしまうという安心感。そんな1本がAi AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8Dでした。
あまり写真関連の参考書は読まない私ですが、ナショナルジオグラフィックのこのシリーズは好きでよく読んでいます。
- 作者: ブライアン・ピーターソン,ナショナルジオグラフィック,武田正紀
- 出版社/メーカー: 日経ナショナルジオグラフィック社
- 発売日: 2014/02/20
- メディア: 単行本
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