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OM-D E-M1 Mark IIの追尾AFを試してみた
2016年12月22日、待望のフラッグシップ機OM-D E-M1 Mark IIが発売となり、オリンパスユーザーの多い私のTLはお祭り騒ぎの様相でした。
ひとまず速報的に高感度の実力についてエントリーを書きましたが、E-M1 Mark IIが狙ってきているのは明らかにキヤノンEOS 7D Mark IIやニコンD500が得意とするハイスピード動体撮影領域。
何を撮ろうかとGPVの予報図を見ていると、夜中に雨が降り明け方晴れて画になりそうというなんとも都合の良い条件だったので、近場ではありますが伊佐沼公園で日の出と鳥を絡めて撮ってきました。
日の出は6:50
前日が冬至で、この日の日の出は6:50と割とのんびり。
めちゃくちゃ早起きというわけではないのは楽で良かったのですが、出発直前に車のキーが見付からないで大騒ぎというハプニングがありました。
同じ市内というロケーションとはいえ、日の出は待ってくれません。少々焦りましたが、なんとか陽が昇る前にギリギリ間に合いました。GPVの予報図から予想していた通り、空のグラデーションを背景に朝靄煙る素晴らしいシーンです。しかし、これはイメージしていた以上。近場でこんな光景を見られるとは思っていませんでした。
C-AF+クラスター表示を試す
車を置いたら、早速ポイントを探しながらAFの性能を確かめます。
現場で焦らないで済むよう、昨夜のうちにC-AF+オールターゲットに設定しておきました。フォーカス対象をグリーンの小さな枠群が追いかけるクラスター表示できるモードです。ドライブモードは連写H(メカ)にし、AFは親指AFとしました。
最初に飛んできた鳥へレンズを向けてシャッターを切ると、スタタタタと小気味良いシャッター音を響かせながら被写体を追いかけてくれました。
途中、他の個体と交錯するようなことがありましたが、迷わず最初に狙っていた個体を追い続けてくれたのには思わずニヤリ。中型の鳥ということで対象が小さいのでクラスター表示がやや遅れているような気がしましたが、帰って撮影したデータを確認してみるとフォーカスはおおよそ合っていました。
日が昇ってきた
さて、日が昇ってきてコントラストの激しいシチュエーションになってきましたが、手前の草の黒から靄を挟んだ対岸のグレー、空と雲のグラデーションと、とても自然に滑らかに描写してくれています。
同じシチュエーションで比較していないのであくまで主観ですが、初代よりもシャドウトーンがかなり豊かになっている気がします。
ダイナミックレンジも広がっている?
望遠での追尾AFの感触も得られましたし、続けて広角域に変えてより広いトーンを入れてみました。
が・・・
これ、初代と比べて相当画質良くなってませんか?
画素数が16MPから20MPになっているので解像が上がっているのは驚かないですが、ヒストグラム両端にあたる領域のトーンのつながりがとても豊かになっている気がします。ここについては他の方の意見も欲しいところですが、個人的にこれまで初代E-M1でこんな画質を得られた記憶がありません。誤解を恐れずに言ってしまうと併用しているD750と遜色ない画質だと思います。
そうそうXPERIAでも撮ってみましたよ。
XPERIAの写真は特にinstagramでフィルターなどを使っていないのですが、青が強めの特性なんでしょうね。昭和記念公園でも似たような色合いでしたね。
パノラマがヤバい
クリックするとFlickrで大きなサイズが見られます。
お題「見たい!見せたい!パノラマ写真」
これまでの結果を得てスティッチパノラマをやらない訳にはいかないだろうと試してみたところ・・・
これはヤバい・・・
ちょっと頭が悪そうな表現なのですが。解像向上・DR向上が合わさってスティッチパノラマのクオリティが数段増しになっていて、今後の風景撮影が楽しみでならない結果です。