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梅雨入り前の最後の山「霧ヶ峰」へ行ってきた(後編)
蝶々深山へ向かう
梅雨入り前の最後の山「霧ヶ峰」へ行ってきた(前編)からの続きです。車山山頂からスキー場方面へ下ったところから分岐を左に折れ、蝶々深山へ向かいます。
視界はクマザサで覆われたなだらかな丘陵でいっぱい。非常にさわやかな風景が広がります。
蝶々深山まではよく整備された木道のてくてく歩き。およそ登山という雰囲気ではなく、とにかく気持ちいいということ意外に伝えることがありません。
お昼はやっぱりカレーメシ
しばらく歩くと丘を登るぐらいの登りで蝶々深山のピークへ到着です。標識がなければ山頂と思わないぐらいに平らです。
ちょうど良くテーブル状の石があったので、ここでお昼をとることにしました。何かといえばもちろんカレーメシ。食べ終わった容器がかさばるので今回は2個分をジップロックに詰めておいてお湯を沸かしたコッヘルに放り込むことにしました。
沸騰したお湯にカレーメシを放り込んで待つこと5分。山の上で温かいカレーが食べられる幸せよ。(ちょっと薄めに見えますがしっかりかき混ぜるとちょうど良い具合になります)
なお、カレーメシの感動をお伝えするために大きく表示できるスクエアでお送りしています。
物見石へ向けて出発
昼食を終えたら身体が冷える前に物見石に向けて出発です。ちなみにこの写真、GPSログを見ると蝶々深山を下ったところで車山方面を振り返ったもののようですが、正直GPSログがなければ後からどこで撮ったかわからないぐらいにあっちを向いてもこっちを向いても、素敵な丘が広がっています。
ほら、こんな感じで。
とにかくどこを見ても気持ちが良いので快調に歩が進みます。(このあたりになると見慣れてきて写真を撮るペースも落ち着いてきました)右手に物見石、左手奥に八島湿原が見えてきました。
というわけで本日3つめ?のピーク、物見石に到着です。
ここから少し下って八島湿原へ行けば概ね(そこから駐車場まで戻るルートは残っていますが)この日のチェックポイントは達成、事前に調べたところこの先はちょっと段差のきつい場所があるようですが実際はそれほどでもありませんでした。
物見石─八島湿原
物見石から八島湿原へ下る途中おもしろいものを見つけました。木の枝に唐突に現れる緑のまるいかたまり。初めて見る気がしますがこれがヤドリギなんですね。このあたりから植生が変わってくるので目も飽きません。
その後、キツネっぽい鳴き声を聞いたぐらいで何事もなく八島湿原へ到着。ここはスカートにサンダル履きのカジュアルな方からトレイルランナーまで色んな人が休んでいました。我々も少し休憩したら湿原を眺めながら車山肩へ向けて歩き出します。
あまり水気がないので湿原というより草原っぽい雰囲気ですが、よく見てみると確かに湿地に生える植物です。
この辺りになると歩き始めてから8kmほどになっているので、子どももちょっとバテてきてふてくされ気味。とは言え、残りは少しなのでソフトクリームをエサにがんばるのです。「ソフト!」「クリーム!」なんてかけ声をあげて励ましながら歩を進めます。
地味にきつい最後の登り
湿原を抜け沢渡辺りまできたら最後の登り。ここから車山肩まではたいした距離ではありませんが、ほぼまっすぐに200m登るので地味に堪えました。
息継ぎがてら横を見ると・・・ WIndows?みたいな光景。
そんなこんなで9.1kmのゴールです。最後の登りを振り返ってスティッチパノラマしてみました。
一見なだらかで似たような景色が続くので途中で飽きるかと思えばまったくそんなことはなく、常に心地よい風と植生や雲の流れで変わる眺望で、奥多摩の沢歩きとは違った魅力の詰まった山でした。季節をかえてまた歩きに来たいですね。
実はまだまだ続きます
さて、前後編に分けた霧ヶ峰。当初はここで日没までまって夕焼けや星空を楽しんでから帰宅の予定でしたが、予想外に早いペースでゴールしてしまったのでさらに足を伸ばしてみました。
それについてはまた改めて。