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高ボッチからのマジックアワー
霧ヶ峰のハイキングを楽しんだ後、時間に余裕があったこととせっかく長野まで来ているのでということで高ボッチ山へ足を伸ばしてみました。
山から山へのハシゴですが、こちらは登山というわけではなくほぼ山頂まで車でやってこれるお手軽撮影ポイント。「君の名は。」の糸守町のモデルのひとつとも言われる諏訪湖を望める展望スポットです。
これまで諏訪湖周辺にやってくるチャンスはあったものの、なんとなく足が向かず十数年越しの初諏訪湖。ここに来るまでに途中途中からチラリと見えてはいたものの山頂からの展望が楽しみでなりません。
日没へ向けてひとまず下見
駐車場から400mほどの山頂にある展望台?に着くと目の前に諏訪湖を一望できる絶景が広がります。この日は使う予定はなかったけど、三脚を車に積んでて良かった!
雲で富士山は見えませんが、そこまで望むのは贅沢というものでしょう?これは数時間後に訪れる夕焼けタイムに期待は限界突破です。
ちなみにこの時、御嶽山から北アルプスを望む西側はご覧の通りで、夕焼けの色づきはよさそうなものの、雲で山の稜線は難しいかも?と諏訪湖方面を優先することにして一旦車へ戻ります。
日没を迎えて再び山頂へ
車の中でミックスナッツを囓りながら霧ヶ峰で消耗した体力を回復していざ出撃!良い感じに焼けてきました。
風は強くかなり寒いですが、ここぞとばかりにハイレゾショットでバシバシ撮っていきましょう。
西側の夕焼けは美しく黄金色に輝いていますが雲が多く、ちょっと悩ましいところ。さて、肝心の諏訪湖方面はどうなったでしょう?
あー!
もう、あー!しか出てきません。完全にアレ。完全に「かたわれ時」ですよ。
待望のマジックアワー
この後、刻々と色は移ろい狙っていたその時がやってきました。マジックアワー。ほんとに?と思うような光景が目の前に広がります。もう言葉は必要ないでしょう。
さらにおかわり
狙っていた写真が撮れて満足満足と車へ戻ったところ、そこでも素敵なおかわりが待っていました。慌ててレンズをMakro-Planar T* 2/100へ換えてハイレゾショットといきたいところだったのですが、強風で望遠ということもありどうしてもぶれてしまったため3ショットのHDR合成です。
で、今度こそ撤収と三脚を片付けエンジンをかけたところで、またもやおかわり。雲に隠れていた槍ヶ岳が姿を現したのみならず、槍ヶ岳の周囲だけ赤く光るという現象が起きていました。(たぶん幻日?)
いやもう、なんという一日なんでしょう。昼間の霧ヶ峰だけでも十分すぎる程の素晴らしい風景を見られたというのに、ついででやってきた高ボッチでもこれほどのものが見られるとは・・・
欲を言えば星まで見ていきたいところでしたが、この日は日曜。さすがに体力も時間も限界なので後ろ髪を引かれる思いですがこの旅はここで終了。またいつか星を見にやってきます。
撮影時の注意点
車でやってこれる場所ですし、自然保護センターの駐車場からもしっかりした遊歩道があるので気軽な場所ではあるのですが、ちょっとだけ注意したいことがあります。
気軽な場所とはいえ、1,665mの高原で平たく開けた場所なので冷たい風が吹き付けます。街ではもう夏?というほどの暑さですが登山用の行動着を3枚着た上でウィンドブレーカーを羽織っていても寒いぐらい。
実際にTシャツにハーフパンツみたいな服装の方もちらほら見かけましたが、もれなくガタガタ震えてマジックアワーまで堪えきれずに降りていきました。特に星空を狙うという場合はじっとしていることも増えますし防風と防寒ができる服装で行くのが望ましいと思います。