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草津白根山 湯釜編
仕事と天気の先行きが見えない週末、宙ぶらりんな時間ができそうで悶々としたまま過ごすのが嫌で、雲が薄まる予報を望みに勢いで草津白根山まで行ってきました。
以前から登りたい山候補に入れていて、ここ最近規制レベルが下がったことで湯釜の近くまで行けるようになったので、ひとまずは湯釜と弓池周辺を撮影してきました。今回は登山というよりもご来光と高山植物を楽しむことがメインなので、歩くルートは本当にちょっとだけ。YAMAPでの山行記録も付けませんでした。
今回のルートは草津白根レストハウスに車を停めれば、本当にちょっとそこまでの感覚で絶景ポイントへ行けてしまうのが嬉しい反面、標高は2000mを超えますし活動中の火山で硫黄臭は濃く、帰る頃にはノドがヒリヒリしていたりしたので油断は禁物です。お手軽とは言えハーフパンツにサンダル履きなんて格好はさすがにやめておきましょう。
到着直後にハプニング
日付が変わる頃に自宅を出発し、到着したのは午前2:30ごろ。
さっそく薄曇りの空に淡い期待を抱きつつカメラを向けて星空を撮ろうとしたところMFが動作しない。それどころかカメラの挙動がおかしい。レンズの接点がズレているのかな?と確認してみたところ・・・
レンズのマウント面があらぬ方向へ歪んでいました。トップローダーバッグに入れてはいたものの、交換レンズをどっさり入れたザックと一緒にトランクへ入れていたので、カーブを走ったりする中で異常な負荷がかかったのか、それともどこかにぶつけてしまったのか見るも無惨な姿になっていました。
とにかくMZD 12-40mm F2.8 PROが使えないし、薄いとはいえ雲がかかっていて星ももちろん写らないしで4時までふて寝決定。幸いにしてα7IIといくつかの交換レンズは持ってきていたので心的ダメージは意外と小さく済みましたが、やはりメインレンズが使えないのは辛いですね。
高まる期待
仮眠から覚めたら気を取り直して、今手元にある機材で撮影することに集中します。壊れてしまった物をあーだこーだ言っても始まりませんし、徐々に明るくなってくる空と目の前に広がる光景に期待は否応なしに高まります。
心が決まれば展望台へ向けて前進あるのみ。湯釜を望む展望台は2カ所あるようですが、レストハウスよりの展望台は規制がかかっていて入れません。駐車場奥手側の遊歩道からもう一つの展望台へ向かいます。
ただ、展望台までのかまぼこ形に舗装された遊歩道は凹凸が大きく意外と歩きづらいです。日の出前でも足下は十分に見えるほどなのでヘッドライトが必要なほどではありませんが、油断すると足を挫いてしまうかもといった感じなので一歩一歩確実に。
わずか15分程度の上り坂ではあるものの、途中にあった避難小屋のそばから東を望むと期待しかない光景が広がります。
振り返って万座温泉方面?こちらは雲海が期待できそうなので帰りに撮ることにしましょう。
湯釜展望台へ到着
展望台へ到着しました。先客は1名。一声かけて隣へ三脚を据えたら早速撮影開始です。ちなみにこの方とは後ほど意外な展開がありました。(詳細は次回へ譲ります)
星を撮るには厄介者の雲ですが、この朝は絶妙なグラデーションを描いて空を彩ってくれました。
E-M1 Mark IIのボディは無事?
MZD 12-40mm F2.8 PROは無残なことになっていましたが、どうやらボディは無事な様子なのでMZD 40-150mm F2.8 PROを装着してこちらは手持ちで狙ってみましょう。
なんとも不思議な色の水面。聞くところによると、この水はほぼ塩酸と言ってもいいレベルの酸性度だそうです。でも漂ってくるのは硫黄臭だし硫酸では?なんて気もしますがいずれにしろ近づかないに越したことはありません。
あぁ、美しい。
しかし撮影現場は戦場です。この時間になってくると、どこからか涙に寄ってくるハエの仲間が大量に集まってきてフェス会場よろしく、みなさんタオルを振り回しながら間隙を縫ってシャッターを切っていました。よく見るとやや左上にセンサーダストっぽく残っているのがその虫です。
レタッチ無しだとご覧の有様。
長くなってきたので草津白根山の続きは次回へ持ち越し。次は雲海・弓池編です。