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「Figure-riseBust 初音ミク」は驚きに満ちたプラモだった
数年ぶりにプラモ作りました。
以前はいわゆるモデラーというやつでクローゼットの半分はプラモで埋まってるような状態でしたが、いつの間にか積ん読ならぬ積みプラモみたいなことが増えていました。子どもや猫がいて塗装は無理だなぁとか長期間にわたって作業場を維持できないなぁなど色々と理由はあるのですけど、とにかくプラモから遠ざかっていました。
しかしこの記事を読んで「え?今のプラモってここまできてるの?」と、いてもたってもいられなくなったのです。
昨今のモデラー界隈ではすっかりお馴染みかつこの程度の成形はすでに驚きでもないようですが、これは体験しないとなりません。現代のプラモを。
というわけで今回はコレを作ったという話です。
顔がすでにできている・・・?
早速開梱してご対面。
おお?目だけならず、すでに完全に顔ができあがってますよ?(Twitterで友人が勘違いしていたようなので補足すると、これは彩色ではなく4色での「成形」です)
箱でもアピールされてるいますし、件の記事でこの手の成形はすでに驚きの対象ではないと知っていても、現物を目の当たりにすると「なんだこれは?」となりますね。しかしこれは始まりに過ぎませんでした。
2次元と3次元の完璧な精度
キット自体はパーツ数も多くないし、ニッパーとカッターがあればパチパチとテンポ良く組み上がっていきます。ゲート(ランナーとパーツのつなぎ目)も目立たない場所に設けられていて面倒な処理をしなくてもいいように配慮されています。
で、驚いたのはここからです。
組んでいく合間合間でステッカーを貼ると説明書で指示されているのですが、1枚目の袖口のギャザー?のステッカーを合わせたときに脳が混乱しました。
上の写真は右肩部分を等倍マクロで撮影しています。印刷の網点が見えることからも相当に拡大していることが伝わると思うのですが、このわずかな部分に驚きが凝縮されていました・・・
ひとつめの驚きは2次元のステッカーが3次元の複雑な曲線と寸分違わず合っていること。わずかに数年前のバンダイのプラモでもこんな精度無かったと記憶しているのですが、とにかく「うわぁ・・・」と声が漏れました。
そしてもう一つ。ステッカーが浮きやすい箇所を等倍で撮影しているのでステッカーとプラパーツの境目は分かりやすいですが、ここでも2次元と3次元の合わせ精度に驚きます。今度は色。
ステッカーの内側部分は網点が見えないので特色かと思いますが、それにしてもプラスチックと境目が分からないほど完璧に色が合ってる。なんだこれは?
もう一つのサプライズ
そんなこんなで、作りながらあれやこれやに驚きを感じながらもさくっと完成。なんですが、ここでももう一つ驚きがありました。
私あまりポートレートの撮影には興味がないのですけど、最初は物撮りしてる感覚だったのにいつの間にかポートレート撮影してる気分になってきてたんですよね。
はっはー!理解しました。
これがドールやフィギュア撮影の楽しさですか!私、理解しましたよ!物撮り的な楽しさとポートレート的な楽しさをいっぺんに味わえるわけですね。(異論はあるかも?)
というわけで、様々な驚きを得つつ「フィギュアライズバスト 初音ミク」が完成したわけですけど、これを1,500円程度で体験できるというのは素晴らしいです。ニッパーとカッターがあれば十分なクオリティで組み上がるのでしばらくプラモから遠ざかっていた元モデラー諸氏はぜひ手にとってもらいたいなーなどと思います。