当サイトは広告・アフィリエイトプログラムにより収益を得ています。
買って良かった!2024年のベストバイ
11月から年末にかけて多忙を極めるのは例年のことながら、今年は輪をかけて慌ただしく気がつけば2024年も数日を残すのみだ。
今年はいつも以上にブログや動画としてまとめられていない山行やアクティビティも多く、早くやらねばと気は急きつつも2024年に買って良かったモノを振り返ってみようと思う。今回ピックアップしたアイテムは、例年の興味の方向性はそのままに先端を伸ばすといったものから、興味の方向性を劇的に増やす方向に働いた印象だ。
ミラーレス一眼 : SONY α6700
SONY Eマウントを搭載するAPS-Cフォーマットのフラッグシップ機種がα6700だ。センサーを始めとして同社のシネマラインに属すFX30と共通する部分が多く、いずれのカメラもクオリティの高い写真・動画撮影能力を有する。その上でより動画向けに仕上げたのがFX30、写真向けに仕上げたのがα6700という位置づけとなる。
SONYらしく軽量でコンパクトなボディにまとめられながら、初期のEマウント機からは隔世の感を覚えるほどインターフェイスも洗練されEOS R5を差し置いてメインカメラとして使ってもいいと思えるほどに気に入っている。
写真としての画質はもちろんだが、FX30ゆずりの動画画質も素晴らしい。(上掲2点は動画からの切り出し)
ジンバルカメラ : DJI OSMO POCKET 3 CREATOR COMBO
山を歩いているシーンを撮影するために購入したジンバルカメラ。同社の一眼カメラ向けのRS3では山行中に手が塞がってしまうシーンがあり、もう少し気軽なものを……というニーズに合致する。カメラ部がジンバルと一体設計されていることが功を奏しているのか、RD3よりさらに安定した動画を得ることができるのも魅力だ。
絶対的な画質面では一眼システムに及ばない部分はもちろんあるが、パンフォーカスを得やすく、そういったシーンでは十分に高画質というのも良い。
左手デバイス : TourBox NEO
PCで作業する際、ショートカット操作を行えるボタンやホイールを備え、左手の効率を上げてくれるのが左手デバイスと呼ばれるガジェットだ。
このカテゴリーは私が知る限り、過去四半世紀にわたりさまざまなデバイスが生まれては消えを繰り返し、これといった決定打に欠け市場に定着したプロダクトは多くない印象だった。私自身あれこれと試してみた結果、思考を介するいとまもなくショートカットキーを覚え込んだ左手とREALFORCEに敵うモノに出会わなかったのだ。そんなわけで、数年前からTourBoxの存在は知っていてもその有効性には懐疑的だった。
そんなTourBoxだが、いざ導入してみたら次々とバリエーションモデルが展開されるほどに市場に定着したプロダクトなだけあって、とても使いやすくあっという間にデスクの一角を占める存在になった。
アプローチシューズ : La Sportiva BOULDER X MID GTX
続いては少し毛色を変えて登山靴だ。
日帰り登山用に数年履いてきたSCARPAのZGトレックGTXをソール交換に出して交互に履くつもりで購入したのがLa SportivaのBOULDER X MID GTXだ。アプローチシューズということで、一般的な登山靴よりアウトソールが柔らかめでヨレやすい面はあるものの、グリップもクッションも良く山歩きを楽しくしてくれる一足だ。
4K TV : REGZA 43E350M
リビングで使用していたTVがやや不安定な動作をするようになってきたので、ちょうど良くAmazonのブラックフライデーでセールになっていたREGZAの43E350Mを購入した。4Kに対応していて画質も十分、HDDを接続すれば別途レコーダーを用意しなくても録画ができ、各種VODにも対応していて、セール価格で6万円を切っていたので即決。
さすがに12年前のFHD機種と較べると格段の進歩があって当たり前だが、BS4Kが観られるようになったことが私の暮らしにとっては大きなインパクトだった。というのも、NHKのBSP4Kでは地上波よりネイチャードキュメンタリーの比率が高く、ヨーロッパや中央アジアの山々を扱った番組が多く、山に出かけられない日々のいい気分転換になる。
3Dプリンター : Bambu Lab A1 mini
ブログや山行動画が滞っている原因がこれだ。ずっと気になりつつも設置スペースや動作音の問題から導入を躊躇していたのがだが、Amazonのセールで4万円を切ったタイミングで思い切って購入した。購入直後にブラックフライデーセールとしてさらに1万円も安くなったのには悔し涙を流したが、すぐにそんなことはどうでも良くなるほどの楽しみが待っていた。
プリント(造形)するモデルは共有サイトからダウンロードすることもできるが、最大の面白さはやはり「こんなものが欲しい」という欲求を即座にモデリングしてプリントすることで具現化できるところだ。ほんの数時間前(モノによっては数分前)には世界に存在しなかった「欲しかったモノ」が手にできるモノとして目の前に存在するという体験は強烈で、購入以来ほぼ毎日なにかを作ることに没頭している。
3DCADの操作を覚えたり設計の難しさに頭を抱えたりと、すんなり思い描いたプロダクトが完成することは少ないながら着実にクオリティが上がっていく実感が得られるのは痛快だ。A1 miniは圧倒的に2024年のベストバイだ。
ブラックフライデーは終わったが、おおよそ同程度の価格で1月3日まで年末セールをやっているので、気になるなら是非チェックしてみてほしい。
番外編 : SW Color Profile Collection
最後に番外編として、私自身が作ったAdobe Lightroom向けのカラープロファイルパックを紹介する。「なんだ宣伝か」と感じてしまうかもしれないが、写真のRAW現像において私自身が「これを作っておいて良かった」と感じたのは紛れもなくこのカラープロファイルだ。
詳細については下記のリリースのお知らせを参照してもらうのが良いが、何が良かったかを端的にここで述べておく。
Lightroom(以下LR)において、カラープロファイルはRAW現像の方向性を定める原点ともいえるもの。プロファイルを設定した時点で立体感が強調されるコントラストやカラーバランスが仕上がっていればあとは微調整で済む。
実際にこのプロファイル(特にSW ColorとSW Color Natural)を使うようになってから、被写体により実在感を与える仕上げができるようになったと感じている。
年末年始の休暇中、RAW現像の方向性に変化を求めたいという人にぜひ試して欲しいプロファイルパックだ。
それでは皆さん、良いお年を。