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RG 1/144 トランザムライザー グロスインジェクションVer.をライティングとRAW現像でトランザムさせてみる
うっかりトランザムしてしまう
プレミアムバンダイでRG 1/144 トランザムライザー グロスインジェクションVer.をうっかり購入してしまったのでやってみましたという話です。
トランザムライザーって?とかトランザムって?みたいなことはガンダム的なアレですのでいちいち説明しませんが、ざっくり言うと金属の塊であるロボットがなぜかぶわーっと赤く光る現象です。外からの光の反射ではなく自己発光してるっぽいという感じでストレートにストロボで光を当てるだけでは難しそう。ということでRAW現像も含めてトライしてみると引き出し増やせそうです。
せっかくなのでしっかりトランザムする
レンズ補正はしていますが、おおむね撮って出し。ほぼ真横(左)からアンブレラごしでメインライト、背景からのバウンスで補助ライト、顔のディテール起こすために右下あたりからレフで起こすライティングでやってみました。メカのエッジとディテールを出しながら輪郭を明るく溶かし込んでいく方向です。グロスインジェクションの無塗装という素材なので、背後から強烈な光を当てるとプラスチック表層が若干透けてグロー効果に近いものが得られるかなと目論んでみたり。
とりあえず、これが素材です。
RAW現像でトランザムする
そこから自己発光してるとするとどのような質感を伴わせるとそれっぽいのかということを考えてみます。大ざっぱにらしさを作るためにLightroomのかすみの除去を-20にしてエッジに光彩がかかるようにしてみます。この時点で露出がかなり上がることとコントラストが大きく低下するのでコントラストを+83、明瞭度を+85と大胆に上げてみます。このあたりかすみの除去のコントラスト低下であやふやになっていたエッジをキリッと戻すためという調整です。最後にトーンを整えるために彩度を-45、自然な彩度を+60にしてキット自体のベースカラーを残す方向にしてみました。
ひとまず意図した雰囲気には近づいたものの、少し大人しめだなということでもうちょっと踏み込んでみました。
もっと追い込んでトランザムする
基本的な方向性は先ほどと同様ですが、今度は彩度でコントラストを作るアプローチを取ってみました。かすみの除去を-20、明瞭度を+80としたところまでは似たような調整ですがコントラストは0のままで自然な彩度は0、彩度を+40、HSL調整で赤・マゼンダ系統の彩度・輝度をさらにコントロールして「赤く輝いている」雰囲気を足してみました。
どちらがいいのかなんてことは架空の世界の話で正解はありませんし、結局のところ好みや作りたい雰囲気での帰結にしかならないんですが「もし、こうだったら」という仮定で映像(写真)を作り込んでいくのも楽しいですね。