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近すぎて遠かった高尾山に登ってみたらめちゃくちゃ楽しかったという話
世界一登山者の多い山と言われる高尾山。近すぎるとか人が多すぎるとか、そんな理由で近くに住んでいながら(以前は多摩地域に住んでいました)なかなか足が向かなかった高尾山に初めて登ってみたという話です。
初めての山が高尾山で、そこから登山にのめり込む人も多いなんてことも聞きますが、登ってみて納得。楽しさがたっぷり詰まった山でした。
電車で行くか、車で行くか
これまで高尾山に足が向かなかった理由の一つ、年間260万人とも言われる登山者数とそれによって起こる混雑。当然、電車で行くか車で行くかといったアプローチにも影響します。
もちろん我が家も前日までどちらがいいか悩みました。電車なら高尾山口、車なら高尾山ICと直前までアプローチできてしまいます。迷った結果、出足が遅れると混雑に巻き込まれるのは変わらないかなということで、時間の調整しやすい車で行くことにしました。
高尾山口駅周辺にはいくつか駐車場がありますが、6時前に着けば停められるだろうという見込みで向かったところ、駅前の八王子市営山麓駐車場は既に満車。24時間営業ということでナイトハイクの方も多いのかも知れません。
駐車場入口の誘導員の方の案内でUターンし、ギリギリでその隣の駐車場(トリックアートミュージアムの向かい)に滑り込むことができました。駐車料金は1日1500円と市営駐車場より500円高くなりますが停められないで右往左往するよりずっとマシです。高尾山に日の出前から登る人はそんなおらんやろと侮っていました。反省です。
考えてみれば3連休だし紅葉の見頃だしそりゃそうですよね…
稲荷山ルートへ
ひとまず出発前に「うわー」なんてことにならずにすんで胸をなで下ろしたところで、いざ稲荷山コースへ向けて出発です。
ケーブルカーの駅前はまだまだ人がまばらです。空が少しずつ明るくなってきましたが11月も下旬となると東京都内とは言えちょっと寒い。モンベルのジオラインにFoxfireのサーモコアマイクロクルー、暖まってくるまではfinetrackのドラウトポリゴン3フーディーで十分かと思ってたものの止まっていると少々寒さを感じました。
通気性の高い保温着でベンチレーションを開け閉めしながら体温調節できるので日が出る前の肌寒い気温からお昼過ぎに下山するまで脱ぎ着せずに過ごせました。
暖まるまではTHERMOSの保温ボトルに入れたほっとれもんでやり過ごしながら歩きますかということで稲荷山コースへインします。紅葉はもうピークを過ぎたかなと思っていたんですがちょうど見頃?
お稲荷さんにさしかかったあたりで日が昇ってきました。よく整備された道を穏やかに登っていくのは楽しいですね。
この日のカメラはFUJIFILMのX-T20をメインにD800EにはAF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8Gを装着して身近な自然をスナップしていきます。
楽しいですね。
そうそう、こういうモチーフは露出を標準から少しズラしてハイキーやローキーに振ってあげるとあげるとうまくハマります。(細かい話は別ブログで書いてますのでよろしければどうぞ)
山頂からは富士山がドーン
そうこうしているうちにほどなく山頂へ到着。この日はすっきりとした秋晴れ。富士山もスカッと抜けて大きくドーンと見えていました。それにしても高尾山ってテレビや雑誌でよく見るせいか、初めて来たのに「知ってる知ってる」という景色が多くて不思議な感じです。
加えて、山頂なのにあちこちのお店からおいしいにおいが漂ってくるのも不思議な感じ。かなりゆっくり登ってきたもののそれでもまだ9時ぐらい。お店はまだ始まっていないのでもう少し足を伸ばしてもみじ台まで行ってみましょうか。
もみじ台で早めの昼食
足を伸ばしてといっても山頂からもみじ台まではほんの少し。ちょうど9時半の開店時間だったので入口そばの席について早めのお昼をいただきます。
名物のなめこ汁におでんにとろろそば。どれも大変おいしいし、こういうときにマクロレンズがあると捗ります。
目の前にこんな景色を望みながら温かい食事をできるなんて最高か。
下りは1号路で
さて、明るくなってだいぶ人も増えてきたのでそろそろ下山。6号路が8時〜14時までは登り専用ということなので下りは1号路で薬王院などを巡りながら歩きます。
ハッとした光景をスパスパ切り取っていける中望遠のスナップも楽しいですね。
広角でもスパスパ。低彩度のフィルムシミュレーション「Classic Chrome」を彩度増しで。楽しければいいのです。
最後はケーブルカーを使わず2号路で降りてきました。で、ケーブルカーの乗り場を見てびっくり。すごい行列でリフトは70分待ちだとか…
なるほどこれが世界一登る人の多い高尾山か…なんて思いながらスマホで記録していたYAMAPの行動記録をストップしたところ、TAKAO 599 MUSEUMとコラボしたキャンペーンをやっているらしくピンバッジがもらえるよという通知がありました。せっかくなので行ってみましょう。
天狗とケーブルカーのかわいいバッジ!我が家の登山バッジコレクションに新しい仲間が加わりました。
TAKAO 599 MUSEUMが楽しい
<< 虫写真が大量なので苦手な方はここで回れ右してください。 >>
ものに釣られてやってきたTAKAO 599 MUSEUMですが、これが予想外にムチャクチャ楽しかったです。
高尾山周辺で見られる動植物を展示したビジターセンター的施設なんですが、展示がとにかく秀逸でここだけでも1日いても飽きないかもといった充実の内容。
どういうことかというと…
これすごくないですか?
昆虫が飛び立つ姿を標本(模型?)が連続的かつ立体的に並べられてどんな風に羽が広がる・動くということが一目で分かるようになっているんです。そして、それのみならず白を基調にした標本ケース(や内装)も美しくてですね。
はぁー!美しい!ぐいぐい引き込まれます。
極めつけはこれ。糞です。糞が美しいという概念が生まれました。
フィールドで出会うとちょっと嫌なアレですが、表現として攻めてるし学習の入口としてこの展示方法はすごくいいなと感じます。
もちろん草花も大変美しいので誇張なく1日いても楽しめる施設でしたので、奥多摩方面の登山の帰りにまた寄ってみたいなと思います。よい。