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星空撮影をするための機材をリストアップ
一昨年の冬あたりから手を出し始めた星空撮影。
これまでは、夜間でのセッティングや星空撮影のポイントをつかもうと、三脚とカメラだけで色々と試してきましたが、そろそろもう一歩踏み込んだ撮影がしてみたいなと思うようになってきました。
具体的には星雲や銀河などをもっと鮮明に写すために赤道儀が欲しくなってきたということです。
赤道儀を使うとして、そのためには何が必要なのかと以前から調べていたのですが、ようやく方向性と機材の候補がみえてきたので一旦まとめておこうと思います。
リストアップの方向性は、必要十分な性能とリーズナブルな価格。
というのも、星空は季節・月齢・天候と撮りたいものを撮れるチャンスがとても少ないので、少しでも早く揃えられること、経験を積めることが重要と考えたからです。(せっかくなら最初からしっかりしたモノをというのも考えましたが、上を見たらキリがありません)
三脚
SLIK グランドマスター(耐荷重5kg)
父との間でE-M5のバッテリーグリップとトレード。耐荷重は5kg。
取りあえずはもともと付いている3way雲台を使ってもいいかなと思わなくもありませんが、星空撮ろうとすると3wayだとカメラを逆向きに付けないとチルトハンドルが干渉してしまったりなにかと不便なので使うのは脚のみです。
SLIK 三脚 グランドマスター3 脚のみ 3段 中型 GM3LEG
- 出版社/メーカー: スリック
- 発売日: 2014/01/30
- メディア: Camera
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雲台(赤道儀─カメラ)
星空はボール雲台が定番ということなので、先人の教えに従い精度の高いボール雲台を探します。ボール径が大きく、フリクション機能が必須条件、できれば今後のためにクイックリリースプレートはアルカスイス互換が望ましいところ。
本家本元のアルカスイスやRRSなどが間違いない候補ではあるのですが、お値段もそれなり。中国や台湾メーカーのものがリーズナブルな割に評判がいいようなので、その辺りから良さそうなモノを探します。ちなみに耐荷重を見る時は国産なら9割、欧米メーカーなら半分、中台メーカーは2〜3割程度で見ておくといいそうです。
その結果、以下の2つが候補に挙がりました。どちらも耐荷重が20kgと「ほんまかいな?」と目を疑うような数字ですが、先ほどの目安を参考にすると4〜6kgぐらいなので、E-M1と40-150mm F2.8なら十分すぎる余裕があります。
雲台の重量はどちらも400gぐらい。価格も1万円ちょっとと国産や欧米メーカーと比べるとかなりお財布にやさしい。
- 出版社/メーカー: バンガード
- 発売日: 2012/09/18
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雲台(三脚─赤道儀)
三脚と赤道儀をつなぐ雲台です。
主な役目は赤道儀の軸を合わせることなので、微動ができるものがよさそうです。
微動雲台というとマンフロットのギア雲台が有名ですが、重い高い&天体・星空はちょっと用途が違うっぽいということで、なかなかいい候補を探すのに苦労したパーツです。
最終的には餅は餅屋ということで、ポータブル赤道儀のオプションでラインナップされているものを候補にしました。
耐荷重など細かいスペックが不明ですが、次の赤道儀で候補に挙げているスカイメモSの純正周辺機器なので、そんなに心配しなくてもいいのかな?
この雲台自体の重量は500gちょっとだそうです。
こちらも価格は約1万円。
Kenko 天体望遠鏡アクセサリー スカイメモS/T用微動雲台 BK ブラック 455180
- 出版社/メーカー: ケンコー
- 発売日: 2015/04/21
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ポータブル赤道儀(ポタ赤)
Kenko ポータブル赤道儀 スカイメモS(耐荷重5kg / 重量約1kg)
ビクセンのポラリエと悩みましたが、耐荷重が2kgのポラリエに対して5kgと余裕があることや、極軸望遠鏡を標準装備しているなど、似たような価格でありながら使い勝手が良さそうなスカイメモSを候補にしています。(その分大きいですが)
価格はスカイメモSもポラリエも大体3.5万円。
Kenko ポータブル赤道儀 スカイメモS シルバー 455166
- 出版社/メーカー: ケンコー
- 発売日: 2015/04/21
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重量をまとめると
微動雲台・スカイメモS・ボール雲台が合わせて2kgぐらいなので、バッテリーグリップを装備したE-M1に40-150mm F2.8を装着してもまだまだ余裕。
カウンターウェイトを使う場合があるかもしれないことを考えればちょうどいいぐらいなのかな。
三脚は既に手元にあるので、これならおおよそ5.5万円で揃います。
アルカスイスやRRSだと雲台だけで5〜6万円ほどすることを考えるととてもリーズナブル。
季節、月齢、天候と狙える条件がとても厳しい星空だからこそ、必要十分なシステムで始めることが大事な気がします。
重いからっていい機材が盆栽になっても本末転倒ですしね。
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2017/01/13追記
1年経っても防寒装備だったり他のレンズやカメラを買ったりしていたおかげで赤道儀はいまだ購入できていませんが、夏に念願の天の川を撮影できました。