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山を越え、営みを繋ぐ
目次
きっかけは2年前
気がつけばもう2年前、埼玉県横瀬町にある二子山という山の冬から春にかけての姿を写真集として出版しました。当時の記事でも書いているとおり、誰もが息をのむような滝や渓流があるわけでもなく、富士山の眺望がいいというわけでもない、いわゆる地味な低山です。
にもかかわらず、何度か通い歩くうちにそんな低山の中にも様々な営みがあり、視点(レンズ)を変えると見落としていた世界がいかに多いかということを気付かされた体験でもありました。
山を繋ぎ歩く
それから2年。「では、二子山周辺の山はどうなんだろう?」とカメラを抱えいくつかの山を歩いてみると、様々なスケールで、様々なモノ(生き物であったり石ころであったりそれこそ様々に)が営みを繋いでいる様子が見えてきました。
よく「山と海は繋がっている」というような言葉を目にしますが、それ以上に人を含めた全ての営みが複雑に絡まり合って山と海は繋がっていることを感じるのです。良かれ悪しかれ。
そこで、以前に作った写真集を拡張して、街(関東平野)から山(奥秩父)へ至る人と山の営みのグラデーションを撮り歩いてみることにしました。上の図は2022年6月時点で撮影したことのある山をプロットしたものです。
まだまだ密度を高めたい気持ちはある一方で、こうやって登っている中で見えてきたものもあり、2022年6月に最奥部(と言ってもいい)甲武信岳まで脚を延ばせたのでひとまずの形は作ってみることにしました。
ちょっと見出しは大げさにしすぎた感はありますが、街で暮らしながら気がつかないうちに視界の外へ忘れてしまった世界を遺せるものにしたいと思います。
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※こちらは既刊のリンクです。