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堂平天文台で秋の夜空を楽しんできました
11月12日、夕食後GPVで雲量予測を見ていると、星空が期待できそうでしたので意を決して堂平天文台へ行ってきました。
堂平天文台とはこんなところ
昭和37年以来「堂平観測所」として日本の天文学を支えてきた施設です。平成12年にときがわ町に移管され、現在ではリニューアルされ、宿泊ができます。月2回の観望会も行われています。
– 埼玉県ときがわ町 – 堂平天文台「星と緑の創造センター」
キャンプ場も併設されているので、我が家では夏に2度キャンプを楽しんでいます。
堂平天文台のキャンプ場へは自動車か自転車でのアクセスになりますが、車同士ですれ違えない狭い道幅でカーブが多く自転車も多いのでところどころに設けられている退避スペースでは対向車などが来ていないか確認しましょう。また、夜には鹿や狸などの野生動物も飛び出してきますのでご注意を。
3度目の正直?
当初は近場の空が暗めの緑地(河川敷)か秩父あたりを考えていたのですが、何の因果か過去2回とも雨に降られて天文台なのに星をまともに見られたことがないという堂平へ雪辱を果たしに行ってきたというわけです。
とはいえ、もともと天文台ではあるものの今では首都圏からの光害で条件が悪くなり、関東でも星景ポイントとしてそれほど良いポイントとはいえない気もしているので、そこまでこだわるのもどうかなと思わなくもありません。ただ、ここでしか撮れないものというのはあるわけで、それが今回の目的「天文台と星の軌跡」だったり、要するに浪漫ってやつです。
まずは天文台に到着して1枚。
構図を探しながら撮ったものですが「天文台とオリオン」というのもアリっぽいですね。
何度も来て勝手知ったる場所ではありますが、その日その日で車が止まっている位置が違ったり、ドームの向きが変わるので少しずつ移動しながらポイント探し。星景撮影している方も数名いるものの、思ったよりチャライ雰囲気におじさんとしてはやや戸惑いましたが、星を見たい・撮りたい気持ちは共通なので声をかけてみると意外と話が弾んだりしてなかなか楽しいですね。
そんなことをしていたら、いつの間にか薄雲がかかってしまい星はほとんど見えなくなってしまったかに思えました・・・
今回もやっぱりダメなのか…
一瞬諦めて帰ろうかと思ったのですが、せっかく細くて薄暗い山道を昇ってきたのです。なんとか面白いものは撮れないかと考えていたら巨大な月暈(ハロ)が出ました。TAMRONのA09を目一杯ワイドに引いた28mmでも全然収まりません。
視野がすっぽり飲み込まれるぐらいの大きさなのですが、伝わります?
これはもう20mm購入決定です。あとはNIKKORかSIGMAか。(すぐ買うとは言ってない)
暈が出ているということは雲がかかっているわけです。
明日の朝は晴れることが分かっていたので様子を見ていたものの麓あたりも霧が出始めてきて諦めムード。
だったのですが・・・
三脚をたたんで振り返ってみると、北側の空が少し晴れてきています。月からも遠いし軌跡グルグルはいけるかも?とD750から温存していたE-M1にスイッチです。
OM-D E-M1のライブコンポジットで星の軌跡に挑戦
E-M1のライブコンポジットモード、露光はISO800 / F4.5 / 4秒です。
途中で雲が流れてきたり、レンズが結露してしまったため30分ほどの露光でストップ。1時間ぐらい露光できればサマにはなりそうだけど、なかなかそれだけの時間コンディションを維持するのは難しそうです。
撮影ポジションと構図とレンズヒーターなどの機材があれば、イメージしていたモノに違い写真が撮れそうだなという感触が得られたので、これはこれで大きな収穫でした。あと20mm単焦点。(雲の流れやミスカットを捨てることが出来ないライブコンポジットより従来の比較明合成の方が手段としては確実そう)
月明かりが味方になった
最後にバッテリーが切れる寸前のD750で帰り際に撮った一枚。「天文台とオリオン」。通常、星空を撮る時は月明かりはどちらかというと邪魔者。ですがこの日は月明かりが天文台を良い具合に照らしてくれて、実はこの日一番のお気に入りが撮れました。