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嵐山渓谷の紅葉を撮ってきた
とても紛らわしい武蔵国の嵐山
埼玉県内の渓谷と紅葉を撮りたいな〜とググるとわりと最初の方に出てくる嵐山(らんざん)渓谷。漢字だけ見ると京都の嵐山と混同してしまいますが「らんざん」と読みます。
実に紛らわしいこの地名、京都の嵐山(あらしやま)とまったく関係がないわけでもありません。現に観光協会のサイトを見てみると嵐山(あらしやま)にちなんで嵐山(らんざん)と名づけられたようです。
昭和3年(1928)秋、日本で初めての林学博士・本多静六博士が当地を訪れ、渓谷の最下流部にある槻川橋より渓谷と周辺の紅葉や赤松林の美しい景観を眺め、京都の嵐山の風景によく似ているとのことで、“武蔵国の嵐山(むさしのくにのあらしやま)”と命名されたということです。
わざわざそんな紛らわしいことせんでも・・・と思うところですが、素敵な紅葉が見られることには変わりありませんので埼玉県内の撮影スポットを開拓すべく行ってきました。
くの字に折れ曲がる写真的に美味しい地形
まずはこの地形を見てください。
注目は右下の方位と槻川(つきかわ)の曲がり方です。最初は南北方向にまっすぐ流れ180°反転、その後東西方向へ90°に折れ曲がります。これってかなり面白いことで、1日どの時間でもだいたい光線状態の良い撮影スポットがあるってことなんですよね。
そんなことを下調べして、午前中の車の点検が終わり予定の空いた午後に夕焼けを絡めた渓谷の紅葉を狙ってみました。時間は遅いけど自宅から小一時間と近場ですし、半分は来年に向けてのロケハンみたいな感じです。
駐車場からの遊歩道も見事な紅葉
無料の駐車場(併設のトイレも新しくてきれい)から展望台への10分前後の道中、渓谷沿いの木々が傾きつつある日差しを受けて緑から赤への綺麗なグラデーションを描いていました。
日没が迫っているので急がなきゃと思いつつも、ついつい足を止めて撮ってしまいます。
ちなみに、こちらの写真はちょっと面白い機材で撮っているのですが、それはまた別の機会に。
ちょっと時間が遅かった?
展望台が意外と展望がない展望台だったので早々に離れ、渓谷まで降りてきました。
ちょうど紅葉のピークかな?と思われるきれいに色付いた木々はもちろんなのですが、それらを映す水鏡の見事さに驚きます。緩やかではあるものの流れのある川でこれほど綺麗に映るんですよね。
ちなみに画角を変えるとこんな感じ。こちらは朝方靄が出たりするのを狙うのが良さそうです。
ただ予想外だったのが、周囲に山があるおかげで日没が平地よりも早いということ。渓谷なので当たり前といえば当たり前の事実ですが、すっかり頭から抜け落ちていました。
ですので、夕焼けと絡めて紅葉を狙うならば15~17時ぐらいの時間帯が良いと思います。ロケハンもするならお昼ぐらいからがベターでしょうか。
本日のベストショット
半分は来年のためのロケハンではありましたが、一応のところ本日のベストはこちらの2カット。1枚目はE-M1 MarkIIのハイレゾショット(8000万画素)、2枚目は手持ちの嵐山渓谷。
ちなみに2枚目撮った直後にカワセミがすぐそばにいるのを見つけて慌ててカメラの設定変更したんですが間に合いませんでした。紅葉・リフレクション・カワセミなんて大勝利確定シチュエーションでなんたる無能ぶり・・・
来年はしっかりモノにしたいですね。
軽くてコスパ最高のカーボン三脚です。
そういえばそろそろ今年のベストショットを振り返ってまとめる時期ですね。