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Ver2.0にファームアップしたOM-D E-M1 MarkIIで遊んできた
大きく機能が追加されたVer2.0
2018年2月28日、OM-D E-M1 MarkII ファームウェアVer2.0が公開されました。今回のファームアップの目玉はAFポイントのスモールターゲットとアートフィルター「ブリーチバイパス I / II」ではないでしょうか。他にもプロキャプチャーモードのコマ数の増加やM.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO 使用時に広角レンズとしてボディ内で補正できるフィッシュアイ補正撮影、深度合成対応レンズの追加などがあります。
OM-Dはこれまでにもメジャーバージョンがアップする時は大きな機能追加がされてきましたが、今回もそれらの例に漏れず魅力的な内容で、もちろん私も早速アップデートをしました。
Firmware Update for OLYMPUS DIGITAL CAMERA
スモールターゲット
春めいてきて会社の近くで数日前から河津桜と梅の木が咲いているのに気付いていたので、スモールターゲットはここでメジロと絡めて試してみましょう。
まずは河津桜。細かく枝が入り組む上に飛び回る小鳥と、AF性能にそれほど不満がないE-M1 MarkIIといえどもストレスの溜まる被写体ですが、メジロさえフレームに捕らえられれば案外すんなり狙ったところに合焦してくれました。私はフォーサーズの12-60mm F2.8-4.0を使っていますが、ネイティブMFTであるM.ZD 12-40mm F2.8やM.ZD 12-100mm F4.0であればより精度が高いフォーカシングをしてくれるのではないかと思います。
続いては梅とメジロ。先ほどよりさらに細かく入り組んでいてさすがにこちらは苦戦しました。スモールターゲット自体は十分に働いてくれるものの、肝心のメジロがすぐに花の陰に入ってしまうので位置を読んでMFした方が早いという結果に(笑)
まだまだ花もメジロも元気なので、また改めてM.ZD 40-150mm F2.8で挑戦してみることにします。
ブリーチバイパス I / II
個人的もうひとつの目玉のブリーチバイパス。OM-D E-M10 Mark IIIで初搭載されたアートフィルターで、これまでE-M1 MarkIIで使うためには純正のRAW現像ソフトOLYMPUS VIEWER 3でアートフィルターを適用するしかありませんでした。しかし、当のOLYMPUS VIEWER 3の動作が緩慢で複数枚の写真を現像するのは率直に言って我慢ならないレベルだったので、これはかなり嬉しい機能追加です。
とはいえ…
Lightroomでは対応していないため、結局のところJPGで楽しむしかないのが少々残念。なんとかLRのカメラプロファイルなどで対応できないのかとも感じるものの、嘆いているより近い結果を出せるプリセットを作った方が早いだろう、ということでブリーチバイパス IIで撮影したJPGをターゲットにしながら近い結果が得られる設定を探ったのが以下の写真です。
ハイライトの輝きが印象的なちょっとアンニュイなエフェクトでクセが強いものの案外使いやすいなという感触です。一方のブリーチバイパス I はハイコントラスト・低彩度が特徴的なアートフィルター。今回ざっくりとLRからのRAW現像でも近い結果が得られるようにプリセットを組んでみましたが、要望が多いようでしたらオリンパス以外のカメラでも使えるジェネリックなプリセットとしてブリーチバイパス I もセットにして公開してみようかと思っています。