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Lightroomプリセット Generic Breach Bypass [ I / II ]
2018年2月28日に公開されたOM-D E-M1 MarkII用のファームウェア Ver2.0。そのファームで新たに追加されたアートフィルター「ブリーチバイパス」がなかなか使い勝手がよさそうだったので併用しているα7IIでも使えるようにカメラプロファイルに依存しない形でプリセット化してみました。
ブリーチバイパスというのはフィルムの発色部分の銀を残すというフィルム時代のプロセスで、ざっくり言うとハイコントラスト・低彩度が特徴のエフェクトです。OM-Dのアートフィルターではオリンパスの手によって2種類のブリーチバイパスが用意されていて、 I はハイコントラスト、II はローコントラストというキャラクター付けがされています。ハイコントラストなのにローコントラストというのは「ちょっとなにいってるかわかんねぇ」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、わかりやすく言えばLRなどのRAW現像・画像編集ソフトウェアで明瞭度(クラリティとも)のパラメータが極端に高い状態です。
Generic Breach Bypass 適用例
実際にプリセットを適用した例です。上がBreach Bypass I 、下がBreach Bypass II という並びになっています。カメラプロファイルをメーカーごとに合わせた方が再現度は高かったのですが、それではカメラメーカーごとにプリセットを用意する必要がありますし、個人の範囲でそこまではできません。ジェネリックということでAdobeStandardで合わせ、だいたいそんな感じになるよ程度のプリセットだと思ってください。あくまでベースとしてプリセットを適用した後、個々に追い込むという使い方を想定しています。
また、 全体の彩度が低いためアレンジとして特定の色の彩度を上げることでパートカラー的な効果を得ることもできます。
木の根
新宿御苑大温室
氷点下の世界
カメラ
そもそものブリーチバイパスが古さの演出のために使われた手法だったこともありますが、全体的にレトロな雰囲気になります。全体の彩度が低いことで、よくあるフィルム調プリセットのような強い色かぶりがなくので使いやすくまとまっているのではないかと思います。どうしても色の被りが気になるという場合は、ホワイトバランスか明暗別色補正のパラメータを調整することで対応できるようになっています。なお、Gneric Breach Bypass I / II はカメラごとに変わるノイズ耐性や個人の趣向が分かれる粒子といったパラメーターは含まないようにしています。
プリセットファイルのダウンロードとインストール
ダウンロード
以下のリンクよりZIPファイルをダウンロードするだけです。
Generic Art Filter – Breach Bypass [ I / II ] Download
インストール
Lightroomの環境設定を開いてプリセットタブから「Lightroom プリセットフォルダーを表示」ボタンをクリックします。するとWinでもMacでもLightroomのプリセットフォルダーがエクスプローラーなりファインダーで開きますのでその中の「Develop Presets」へ先ほどのZIPを解凍してできたフォルダーをコピーしてください。
余談
フィルム調のエフェクトを使う・使わないは別として、かなり特殊なパラメータの振り方をしているのでRAW現像のアイデアの引き出しにはなるかと思います。
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