曇り空にモノクロームというアプローチ

2018年3月15日

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暖かくなり、梅や菜の花、そして桜と文字通り華やかな季節がやってきます。美しい景色を写真に収めようと出かけたものの予報が外れ曇ってしまったり、雨に降られたり。山間部ではよく起きるハプニングですよね。せっかく出かけたのだから、空が曇ったとしてもいくらかは満足のいく写真を残したいというのも人情というもの。

そんなことを考えていたら、ちょうど梅と曇り空というシチュエーションに出会ってしまったので普段とは違うアプローチをしてみました。タイトルにもある通りモノクロームで撮ってみようというものです。

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モノクロームとは言ったものの、被写体が梅ということもありイメージしていたのは山水画です。霞んだ遠景を墨の滲みになぞらえてみたり、

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ゴツッとして黒い表皮と角張った枝振りを被写界深度で描き分けてみたり。

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モノクロームで撮ってみると白黒にすればいいという単純なものではなく、とても奥が深いなと痛感します。撮影しながら「この部分はどのぐらいの黒味(トーン)」「こちらは淡くボカしておいて」といったように、カラーで撮る時とは別の感覚が必要になってきます。

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ただひとつの黒(墨)という色に様々な表情を持たせて表現する。単純で奥が深くて難しい。曇った時は(晴れでも)たまにはモノクロームに挑戦するのも悪くないと思います。