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PeakDesignのアンカーが想像以上に頑丈だった話
α7IIからD800Eへフルサイズのボディーを乗り換えた際、買取の梱包のためにα7IIにつけたアンカーを外そうとしたところ、あまりの固さに手の力ではどうにもならずペンチでほぐすことにしました。
ところが三角環を介さず直接装着していたアンカーはそれでもなかなか抜けてくれず徐々にほつれていく事態に。気が付けば他のカメラで再利用するのが躊躇われるほど痛んでいたので思い切って切断してみることにしました。手元には予備のアンカーが余っていることですし、耐荷重90kgを謳うPDのアンカーをペンチの刃でばっつりいきましょう。今回切断したアンカーは現行品ではなく一世代前の3層構造のラインのもの。現行世代は同じ耐荷重(90kg)でより細くしなやかで2層構造となっています。
とりあえず、アンカーの先から出ている2本をまとめて力一杯ペンチでえいやと切断にかかったのですが1発では切断できず。上の写真のように中の赤いラインが出てきたところでいったんストップとなりました。千切れかけのアンカーというのもめったに観察できるものでもないので、写真を撮ったり力一杯引っ張ったりしてみました。
アンカーを掴む際、よく見ると赤いラインも多少ほつれが出ている状態になっていましたが、そのまま手で掴んで思いっきり引っ張ってみても簡単にちぎれる様子がありません。岩のエッジなどでこすれるようなシチュエーションでは心配になりますが、まっすぐ引っ張られるような力のかかり方では即破断ということはなさそうですね。
もちろんここにストラップがつながり、どこかに引っかけて全体重が乗るような場合は破断してしまうかもしれませんが、少なくとも黒いラインがほつれはじめたところでアンカーを交換すればカメラの脱落ということはなさそうです。
常識的に考えてPeakDisgnが交換の目安としている表層のほつれを放置するというのは、よほどズボラでもなければ考えにくいことです。PDのアンカーの紐が細くて不安という声はチラホラと聞きますがあまり心配しなくてもいいのではないでしょうか。
スマートなルックスが注目されがちなPeak Designのプロダクトですが、PDの優れたところはピークのスペックやスタイルだけではなく、セーフティについても段階的にマージンが取ってあるところです。