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X-T20でマウントアダプター遊び
またカメラを買っちゃった
先日、別ブログでサブカメラにX-T20を購入とファーストインプレッションを書きました。
まだまだ使い始めて日が浅く、分からないことも多いX-T20。レビューと言えるほどこのカメラについて理解はできていませんが、フジフイルムのカメラが作り出すトーンが素晴らしいので当然の流れとして手元にある素晴らしい単焦点レンズたちとのマッチングを楽しみたくなってしまうわけです。
マウントアダプターについて
ちなみに今回使ったアダプターはこちら。以前M42からEマウント用のアダプターを提供していただいたことがありますが、安価ながら十分に高いクオリティであることを確認できたのでK&Fのアダプターを購入してみました。非常に高精度で品質の高いRAYQUALのアダプターも良いのですが、いかんせん高すぎます。十分実用に足る製品が1/5程度の価格で流通しているとさすがに手に取りにくい… 縦横可動式の三脚座が付いているとか、防塵防滴用のシーリングがあるとかの付加価値がほしいところです。(安くしろという話ではありません)
ちょっとアダプターについて触れるつもりが熱くなってしまいました。たかが輪っか、されど輪っか。色々と思うところがあるのですが、アダプターのことは置いておきましょう。X-T20にFマウント用のアダプターを装着したらあのレンズの出番です。
NOKTONを試さずにいられるだろうか
あのレンズとは私の中のキング・オブ・スタンダードことVoigtlander NOKTON 58mm f/1.4 SLIIです。APS-CフォーマットのX-T20に組み合わせると換算87mmといういかにもポートレートを撮れと言わんばかりの画角になります。もともと「だいたい何でもええ感じに写してしまう」NOKTONをフジのフィルムシミュレーションと組み合わせたらどんな写真が現れるか。狭山市の智光山公園こども動物園で試し撮りしてきましたので見ていただくのが手っ取り早いと思います。一応RAWからフィルムシミュレーションを適用して現像していますが、それ以外はほとんど撮ったまま。カメラでの設定を追い込めば撮って出しでも近いレベルのものが撮れるはずです。
まずはPROVIAでスタンダードに。もうなんだこれは?と言いたくなる写り(もちろんいい意味で)です。F2.8かF4ぐらいに絞ったと思いますが極めてスムーズでナチュラルなシャープさがたまりません。
もちろんVelviaでも。もともとイメージをすとんと写真に落としやすいNOKTONですが、フジのカメラと合わさるとカラー・トーンも含めてスパッと決めていける感じがします。
PRO Neg. Hiで少し抑えめにするとこんな雰囲気。なんでしょう?なんでもできる気になってくる組み合わせです。
というわけで飛んでいるクマバチを狙ってみたり。すいません、なんでもはできませんね… やっぱり難しいものは難しい。(これは135mm程度までトリミングしてます)
気を取り直して今度はClassic Chromeで。もうピークはとっくに過ぎていて元気のないバラをClassic Chromeをベースに銀残し的なアプローチで退廃的なレタッチをしてみました。今回は帰宅後にLightroom上で処理をしましたが、比較的単純なレタッチなので追い込めば撮って出しで近い雰囲気までは作り込めそうです。
現場で「あ、ここはPROVIAで」とか「バキッとVelviaにしよう」なんてサクサク切り替えていけるのはとても楽しい。気を抜くとカメラに「撮らされてる」形になってしまいそうなのが恐いんですけどね。
ともかく、X-T20とNOKTON 58mmは無類の頼もしさをもったマッチングでした。画角以外はどうとでもなる、どうにかできる、そんな印象をもてるので皆さんNOKTON買いましょう。
にゃーん。