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2023 CP+ ライブレポート
4年ぶりのリアルサイト開催
新型コロナウイルスの蔓延の影響によってここ数年オンラインのみでの開催になっていたカメラと映像のワールドプレミアショーCP+が4年ぶりにリアルサイトに帰ってくる。今回は昨年(2022)SynologyさんのCP+向けのNAS活用事例をImaging Worldで書いたことがご縁でご招待いただいたので、初日の2月23日の様子を速報的にレポートしてみたいと思う。
個人的に自分が使う機材でもあるSynologyのNASとCanonはマストとして、記事は見て回りながら随時更新する予定なのでTwitterで気になるブースなどを知らせてもらえれば時間の限りチェックしてみます。(残念ながら今回はリコーイメージングは出展なしなのでペンタックス関連の情報はなさそう)
余談だがEOS Rシステムを使用しているユーザーはEF-EOS Rアダプターを持っておくとEFレンズとRFレンズの両方を試すことができるのでオススメだ。(まだEFレンズの展示も多い)
Synologyブース
カメラもレンズも置いていないSynologyブースは一見すると地味な印象ながら、エントリーモデルから複数のベイを持つモデルまで各種のNASが展示され、さまざまなパッケージ(アプリ)の使い方から運用まで丁寧な説明を受けられる。
データのバックアップや共有の重要性を感じながらも、設定作業がめんどくさそうというイメージで後回しにする声をちらほらと見聞きするが、SynologyのNASは現時点でそれらの問題を解決するベストな手段だ。
ソフトウェアが良くできていて、スピードが速い、設定がイージーなことに加えてオンラインのナレッジセンター(ヘルプページ)が圧倒的な充実度で、およそユーザーが直面しそうな問題の解決策が(日本語で!)示されているのも魅力。
データの管理が面倒だと感じるならば必見のブースだ。
Canonブース
EOS Rシステムのユーザーなので押さえておきたいキヤノンブース。新機種や超望遠レンズのタッチ&トライやVR体験など幅の広い展示。(VR体験は整理券を配布しているので早めがオススメ)
BMXのパフォーマンスとずらりと並ぶ超望遠レンズたち。さすがに1200mmは広い屋内展示場といえど窮屈ながら、400~600mmのAFを体験することは十分可能。
意外だったのは動画関連の展示で展示された機材に社外バッテリーが載ってたり。(これはCanon的にOKラインの品質ということでいいのかな?)
また、ブースの端にはサービスコーナーが設置されていてカメラの清掃はもちろん、マウントの歪みなどもチェックしてくれる。(センサー清掃はないとのこと)
コシナブース
キヤノンユーザーとしてはVoigtlanderで参考出品されるNOKTON 50mm F1 Aspherical RF-mountは気になる存在。私自身、過去にFマウントのNOKTON 58mm F1.4やUltron 40mm F2を使っていた経験があるし、派手さはなくとも繊細でしっとりとした写りに魅了されたわけで新しいNOKTONに期待せずにはいられない。
インプレッション
さっそくコシナブースに行ってきた。RFの50mm F1は参考展示ということだったのでタッチできないかと思いきや、実写が可能とのことで試写させていただいた。
詳報は後ほど追記する予定だが、F1.0の開放から素晴らしいキレと滑らかなボケ。以前使っていた58mmのNOKTONのようにややふわっとした開放からは一線を画したシャープネスながら「やっぱりこれがNOKTON」と思える質感だし、フォーカスリングの滑らかさは麻薬的だ。
F2に絞った写真。玉ボケにやや角がたつけれど、早く手元にやってこないかなとウズウズする写りだ。
Nikonブース
Nikonブースはザクッと見ただけだけど、Zfcはいわゆるカメクラと呼ばれる人々からガッカリと言われるほどのカメラじゃないなと感じた。
パッと手にとった時の印象は「初代E-M5みたい」だった。がっちり感はE-M5ほどではなかったけれど、PENシリーズとOM-Dのいいとこ取りをした感覚だった。
普段からがっしりしたハイアマからプロを対象にしたカメラと比べればそりゃちゃちに感じるものの、フィルム時代のメタルなカメラをさわったことない層には十分にアガるプロダクトだろうと思う。オリーブグリーンやミッドナイトグレーはカッコいいし、ちょっと欲しくなってしまった。
NikonブースではLOVOTが働いていて、労働が人間だけの物ではなくなったのだなと感じるなど。
SIGMAブース
Zマウントにライセンスを取得し参入することが発表したSIGMA。次の展開としてRFマウントへはどうなの?という部分も含めて気になるメーカー。
ケンコートキナーブース
ケンコートキナーブースではMFのちょっと面白いレンズ、IRIXの体験コーナーがある。同じレンズスペックで鏡胴の素材違いで2種のラインナップがあるなど、他のメーカーとは違ったアプローチのレンズ。なかなか実写する機会がないのでこれぞCP+!と感じるコーナーだった。
せっかくのリアルサイト開催なのでメジャー以外の展示にもぜひ目を向けて欲しい。