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【カメラグローブ比較レビュー】使い勝手・保温力に優れたグローブはどれだ【タウンユース+α編】
気が付けば寒い時期の撮影用のグローブ(手袋)が4組もたまっていました。それぞれ微妙に用途が違うのですが、それぞれに適した使い方や組み合わせ方、または比較をしてみても面白いかなと思い、その結果をまとめてみることにします。(あくまで個人の主観に基づく比較です)
なお、トレールアクショングローブについてはモデルチェンジがあったかラインナップが変わったか定かではありませんが、私が持っているものがすでにカタログから落ちているようなので同等のモノとしてリストアップしています。
ちなみに本比較をする以前より、私はトレールアクショングローブとクリマバリア フィッシンググローブの組み合わせを雪の中で1年以上運用していてLowepro製品はあくまでタウンユースのために買い足したという認識です。ですので、それぞれの良し悪しを較べるのではなく、それぞれの適したフィールドや使い方を書き出していくという形にしたいと思います。
- モンベルのトレールアクショングローブはAmazonで取扱がなくなったためリンクを削除しました。
- Loweproの2製品はディスコンとなっていたため商品リンクを削除しました。
装着感と保温力
まずは普通に装着した状態で左からトレールアクショングローブ、フォトグローブ15、プロタクティックフォトグローブ、クリマバリア フィッシンググローブと並べてみました。
トレイルラン用からタウンユース向けのフォトグローブ、冬期の釣り用とそれぞれ目的もちがったグローブなので使われている生地も違いますし、それによって装着感も当然変わります。保温力については見た目通り左から順に右に移るほど高くなり、最も保温力があるのはクリマバリア フィッシンググローブとなります。もっとも、クリマバリア フィッシンググローブでも冬の東京で単体だと「寒くはない」程度の保温力です。だたこの「寒くはない」というのは意外と重要で寒さを感じない程度には快適に撮影ができるということなのです。
装着感というか柔軟性も保温力に比例するのかというと意外なことにプロタクティックフォトグローブとクリマバリア フィッシンググローブではクリマバリア フィッシンググローブのほうが柔軟でカメラのコントロールがしやすいという印象でした。当然ながら操作感が最も良いのはトレールアクショングローブで、タッチパネルの反応もベストでした。しかしこれ1枚ではいかにタウンユースと言えどないよりまし程度の保温力なのであくまでインナーと考えるのが良さそうです。
気が利くLoweproのグローブ
おおざっぱな保温性や装着感は上に書いた通りなのですが、Loweproのグローブは手首に「おっ?」と思うようなアイデアが利いていました。というのもグローブの脱着時に指をかける部分、つまり手首の内側中央あたりなのですが、そこに補強を兼ねたタブが付いているんですよね。
手袋を装着する時、最初の手は素手でサポートできるからいいのですけど、もう片方の手は手袋をした手で着けなきゃならなくてちょっともどかしいことありません?そこのところLoweproは分かってくれてるみたいです。
指先の操作性
続いてはフォトグローブとして誰もが最も気になるところ、指先の操作性についてです。
Loweproの2製品はいずれも第一関節までの露出、クリマバリア フィッシンググローブは第二関節までの露出と差があります。どちらが良いのかの判断は大いに個人によるところですが、絶対的なカメラの操作性に注目するとここもクリマバリア フィッシンググローブが最もパフォーマンスが高いです。
第二関節まで露出しているので当然なのですが、釣りというカメラ以上に細かな作業をするためと考えればその結果にも納得ですし、意外にも思えるのですが指先を覆ったままでの操作性も生地がもたつかず最も操作しやすかったのもこのグローブでした。
ちなみに露出が大きいことで寒気に触れる面積が増えるので保温力というところで疑問符がつきそうなもの。正直なところ私は第一関節を出してる時点でそれなりに冷たい思いを強いられるので、それならば操作にストレスがない方がベターという考え方です。というか、ここに挙げた3つのグローブはそれ単体ではせいぜいタウンユースに留めるのが良いレベルの保温性なんです。
ここまでやたらとクリマバリア フィッシンググローブを褒めるような流れになっていますが、単体での保温性についてはクリマバリア フィッシンググローブも例外ではなく、率直なところタウンユースまでの想定ならばLoweproの2製品は決して悪い選択などではありません。Loweproの2製品は価格が安く(セールが頻繁にある)非常にコスパがいいグローブだと思います。
ではなぜクリマバリア フィッシンググローブが私にとってベストな選択しになっているかということは次項で説明します。
直接タッチ操作可能なグローブ
- トレールアクショングローブ(指先スウェード生地、耐久性○)
- フォトグローブ15(指先導電性生地、耐久性に不安)
指先を出せばタッチ操作可能なグローブ
- プロタクティックフォトグローブ(指先合皮生地)
- クリマバリア フィッシンググローブ(指先ネオプレン生地)
組み合わせることで使える範囲を変える
さて、クリマバリア フィッシンググローブの何が良いかといえば、上の写真の様にトレールアクショングローブをインナーにした際に、操作性の良さと防寒性を両立できるということです。冬山登山というレベルになると別の選択肢を選ぶか、さらにオーバーグローブをして対策を講じる必要があるかと思いますが、日中氷点下の雪の中で使えています。
なお、雪中(ゲレンデですが)で降雪・降雨中、長時間行動する際はPatagoniaのオーバーグローブ(かなりの年代物なのでそろそろリプレースしたい)を履いて水分が染みこんでくるのを防ぐようにしています。この組み合わせになると日中は汗ばむほどに暑くなるということも参考にしていただければ。
2023.12.05追記
本記事の公開時から6年経ち実際に使っているグローブから変化がありましたので、現在使用しているものを紹介しておきます。
街中や低山の樹林帯などではfinetrackのメリノスピングローブを使っています。薄手でグリップ感もよく親指と人差し指はスマホ対応なので、雪山のインナーグローブとしても使用しています。薄さのわりに保温力はありますが、基本的に保温力のあるグローブと組み合わせる前提でバッグの中にはもう一段厚手のものやオーバーグローブを持ち歩いています。
組み合わせるのはブラックダイアモンドのグリセードです。
街中から雪のない低山ハイキングぐらいの用途であればfoxfireのオクタグリッパーも良さそうだなと気になっています。