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お昼ごはんを求めて山梨へ、なりゆきまかせで楽しむ小旅行
年に数度、山に行くには微妙な天気、でも家族の休みがせっかく合ったのでどこかでかけたいねという日があります。年始の休みの翌週、成人の日の連休初日にそんな日がやってきました。妻と相談の結果、頭の片隅にあった「不思議な形をしたお店のほうとうを食べに行こう」というプランで山梨へ向かうことにしてみました。
目的地として山梨へ向かうのは忍野八海へ以来なので3年ちょっとぶり。隣県なのに(埼玉在住)談合坂を通らなければならないので精神的な障壁がたかく意外と足が向きません。
不思議な形のほうとう屋「ほうとう不動 東恋路店」
最初の目的地、というか唯一の目的ですね。外観が不思議な形をしたほうとう屋「不動」へやってきました。背景に富士山を望み、雲みたいに白くてまるいお店のインパクトがすごい。
河口湖ICからすぐでお昼時の駐車場(大きい)にはかなりの車が停まっていましたが心配は無用。こちらのお店、なんと300席もあるのでヨユーで入れました。(レビューなどを読むと待たされることもあるようです)
スペイシーな内装に戸惑う
外観も個性的なら内装も個性的。ファーニチャーも(たぶん?)特製でチェアこそわりと普通ですが、ベンチはあぐらがかけるほど奥行が広い畳表の座面で寛ぎやすくなっていました。なお、見える範囲の席は全て埋まっていますが席へ案内されるまでの待ち時間は0でした。
各席にはお店のマークがあしらわれた鋳物の鍋敷き。声の反響がすごいドーム型の店内とこのマークもあいまって妙にスペイシーなほうとう屋さんです。SF感のある内装にローカル感のあるほうとうというコントラストに戸惑いを感じますが、出先の食事ならこういうアソビ要素があるのもいいですね。
あっさりめで食べやすいほうとう
肝心のほうとうはどうなの?というとこちらも満足。ほうとうのメニューは1種類と馬刺しやお稲荷さんなどのサイドメニューが少々。迷うこともほとんどありません。1人前の鍋が大きいので、我が家はほうとう2つと馬刺し1皿を注文。ほどなく(待った感覚もなく)アツアツの鍋が運ばれてきました。
ハフッハフッ!
見ての通りアッツアツ。かなり大きめの鍋ですが、サイズを考慮してかあっさりめの汁なので最後まで飽きずにいけます。いつもおみやげでもらうばかりでお店でほうとうを食べるのははじめてだったこともあって、カボチャってどうなんだ?と思っていたんですが良い方に期待を裏切られました。正直に言ってしまうと入ってなくてもいいかなというぐらいの温度感ですが、あまり甘さのないカボチャであっさりとおいしい。どろっともしていないし、ふつうにおいしい。カボチャ懐疑派は卒業しました。
馬刺しです。(特筆することはないですがおいしかったですよ)
河口湖ごしに富士山を眺める
ハロー!フジサン!
予報では14:00ぐらいまで富士周辺の雲が薄くなるとのことなので、昼食後、不動からほど近い大石公園で河口湖ごしの富士山を眺めてみることにしました。ちなみに東恋路店から大石公園までの間に不動を3店舗ほど見かけましたがいずれも古民家風の外観なので、不思議な形をしているのは東恋路店だけのようです。
この日、ざっくりと近隣に何があるかはメモしておいたものの不動のほうとう以外は「ここに行こう」という明確な動機もない、なりゆきまかせの小旅行。河口湖に来たのも富士五湖のうち山中湖しか見たことなかったなぐらいの低いモチベーションです。(景色はもちろん素晴らしいと思います)
むしろ、富士山を楽しむのはこのぐらいの目的があまりない軽い感じがいいかも、なんて考えながら大石公園を散策していると「もう少し晴れ間が続きそうだし本栖湖まで行ってみようかな」なんて気が芽生えてきました。
せっかくなので本栖湖も見たい
そんな軽いノリで本栖湖までやってきました。ここに来るまでに西湖と精進湖も一応見ることができましたので富士五湖巡りもなった…のかな。
これはアレだ!ほらっアレ!千円札だ!(案内版に書いてある)
しかし…見事に雲を被ってしまいました。
そして振り返るとどこかで見たやつですね。
その後、周辺を散策して「この辺でキャンプするの、たしかに良さそうだねー」なんて話しつつ、ちらほら最近のキャンプ事情に驚いてみたり。だってテントがデカいし(見なれてるのが山岳テントなだけ)テントの中にストーブあるし、作ってるごはんがめちゃくちゃおいしそう!
そんなこんなでおやつが食べたくなってきたので「そうだ身延まんじゅう食べに行こう!」と身延町まで行ってみることにしました。
ついでなので身延まんじゅう食べたい
あ!また見たことあるやつだ!とか言いながらやってきました。身延まんじゅうの栄昇堂さん。本栖湖と同じく身延町にあるものの実は33km離れていて、「ついで見ておきたい」と「おやつ食べたい」で50kmほど移動してきたことになりました。
もっちりふかふかしておいしい(10個入り650円)。お店でお茶をいただきながら目の前を流れる富士川のことを聞いてみたり。
というのものんびりしたお店や町の雰囲気とその前にある風景のギャップがすごくて。
駅前はこじんまりとした’(でもキレイ)商店街なんですが、なんというかスケール感がすごい。山間の川なのに町より川の方がデカいというぐらいにデカい。山もデカい。おかげで空も広くて(曇ってるけど)風景全体がデカい。いい。(語彙力)
ドライブのBGMはもちろんコレ
ですよねー。渋滞ハマってもほどよく気が抜けてイライラしなくて良い。
気分と勢いにまかせてブラッと山梨へあそびに行ってきたわけですけど、中央道の渋滞がなければ1.5~2時間でサクッといけてふわっと過ごせることがわかったのは、我が家にとって大きな収穫でした。