当サイトは広告・アフィリエイトプログラムにより収益を得ています。
江戸東京たてもの園に行ってきた(後編:西ゾーン)
先週末遊びに行ってきた小金井の江戸東京たてもの園の後編です。
前編はこちらよりどうぞ。
後編はビジターセンターを挟んで反対側の西ゾーンです。
といっても、この日は仕事の都合であまり時間がとれなかったので、前川國男邸と三井八郎右衞門邸ぐらいしか見て回れませんでした。
とはいえ、今回の訪問で個人的に最も満足度が高かったのが前川國男邸。
正面から見ると、軽井沢あたりにある別荘のような佇まいです。
この建物の前を通りかかった瞬間、妻とふたりして「ここは絶対見るべき」みたいなインスピレーションを感じました。
前庭からして、直球で好きな雰囲気。
いそいそと裏側にまわって、勝手口のような小さな玄関からお邪魔します。
邸内に上がって右手側にある小さな書斎。机の上には小さなテレビ。
とても落ち着いた空間です。
その脇にはダイヤル式の電話。電電公社のマークが懐かしいですね。
机の写真では暗く見えますが、電話の写真をご覧の通り大きな窓から十分な光が入ってきます。
お次はリビング。
なんと言うべきか。
まさに私の理想を画に描いたようなリビングです。
高く吹き抜けになった天井と大きな窓。奥にはちょっとしたロフトがあるのですが、その手すり部分は飾り棚になっています。ちなみに、この家を支える中心の柱には電柱に使う材を選んだそうで、言われてみれば確かにそんな感じです。(外観写真の真ん中の柱)
落ち着いたふりをしてブログを書いていますが、現場では大興奮。ひとりニタニタと、気味の悪い表情をしていたことでしょう。
どさくさまぎれに告白しますが、このリビングを撮るために超広角レンズ欲しくなってしまいました。たとえそれだけが用途だとしても。
何を言っているのか?正気なのか?と思われるかも知れませんが、分かる人には分かるはず。(実際にはNikonのFX機を買うのだという理性でおしとどまっています)
さて、リビングを挟んで書斎と反対側はキッチンです。
決して広くないどころか少し手狭なぐらいですが、オーブン付きの4つ口コンロに広いシンクと意外と使いやすそう。
こちら側のもう一部屋は寝室です。
もうここに住民票を移したい…
窓の取り方、広くはないけど狭さを感じないちょうど良い間取り、柱・壁の風合い。まさに私にとっての「心地よい」の理想でした。
家を建てるならこんな家がいいなぁなどと尽きぬ妄想をしつつも、名残を惜しみつつ次へ向かいます。
こちらは三井八郎右衞門邸。三井財閥の惣領家を移築したとのことです。
なんだか出雲で似たような蕎麦屋を見たような・・・
朝ドラの「あさが来た」のあささんのご実家ですね。
とりあえず2階へ。
こちらも意外と質素ですね。
こちらは奥様の趣味部屋だそうです。
眺めがよろしい。
のび太の部屋っぽい気がします。
雑な感想なのは気のせいですよ?
応接間?リビング?とその前の縁側。
こちらは当時の富裕層っぽい雰囲気はありますが、それでも小さくまとまっている印象です。家風なのか時代的なものなのか?それもと庭が別物だからなのか?とちょっと疑問が残ります。
と、まぁこんな感じで西ゾーンは駆け足で2邸だけ見て回ったのですが、他にも昭和初期の写真スタジオだったり江戸時代の農家や同心の家など他にも多くの見所がありますので、日を改めてまた訪れたいと思います。
電車でのアクセスは花小金井・東小金井・武蔵小金井のどの駅からもおおよそバスで5分程度。隣接の小金井公園の駐車場が利用できるので車が便利かなと思いますが、横を流れる玉川上水沿いをブラブラ歩くのも良いかもしれませんね。