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あじさい撮影 マンネリ脱出アイデアまとめ
毎年「どうせ似たような写真撮っちゃうしもういっかな」なんて思いつつも撮ってしまうあじさい。そんな気分で撮ればやっぱりマンネリを感じてしまう構図を連発してしまいます。
なので忘れないうちにこれまで撮ったあじさい写真で「これは面白かったな」というアイデアをまとめておこうと思います。
高い太陽高度を生かす
あじさいは梅雨時期の花ということもあって晴天の日中が避けられることも多いような気がします。ですが、たまには晴れのあじさいを撮ってみるのも楽しいかも知れません。ちなみに葉やガクが厚く逆光にしてもさくらのように透けませんのでふんわりとした写真に仕上げるには少し別のアプローチをしてみる必要がありそうです。
例えばこんな感じで。
もとが淡い色の品種を光を拡散しやすい条件にして撮ってみました。今回は使っていませんがソフトフィルターなどを利用すると絞りで描写が変化しにくいレンズでも似たような雰囲気を作ることができます。
正攻法で夏至近くの高い角度から強い太陽光を生かすならビビッドにしてみるのも面白いと思います。雨が多い梅雨時期に少ない晴れという貴重なシチュエーション、視点を変えてうまく生かしていきたいですね。
対称性
思い切って日の丸構図にしてみるのもいいですね。よくビギナーに対して「まず日の丸構図やめよう」なんてアドバイスを見聞きするのですが、日の丸構図はメッセージ性が強く出るので明確な意図をもって配置しないとネガティブな部分も強調されちゃうよというだけなので「こうしたいんだよ!」でド真ん中に配置してしまえばいいと思います。はい。
あじさいは塊が大きくて規則性が分かりやすい花なので、ド真ん中ドーンと相性が良いです。茎や花付の構造を気をつけてド真ん中にドーンと配置しながら奥行きを意識するとうまく整います。陰影や画面内のラインの流れが大事。
間接的に表現する
これは最近私自身がハマっている構図の組み立て方です。構図というより表現方法という方が正しいのですが、あじさいという主題になる被写体をストレートに配置せず、その周辺の状況で表現するという方法です。この写真の場合はちょこまか動く小さな蜂(ですよね?)がいる場所=あじさいの花の中という組み立てです。
一方こちらは影を使ってみました。これは夏至の太陽高度も手伝ってくれないと撮れないシチュエーションですね。強い日差しでハイコントラスト、花の影を直下の葉に落としてくれるという条件が揃ってできる構図です。
まとめ
いずれにせよ、被写体がおかれた状況や観察が面白い・良い写真への第一歩。綺麗な物や景色をみるとつい衝動的にファインダーを覗いてしまいますが、一間おいて観察してイメージをシミュレーションしてからファインダーを覗くと良い結果に繋がります。
このシリーズ、単にこうすれば良いとかではなくて、そこへいたる考え方が中心になってるところあたりが好きなんですよね。