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FUJICHROME Velvia 100で撮った夏の乗鞍
前回の記事で予告?した通り今回は夏の乗鞍その2、フジフイルムのリバーサル(ポジ)フィルム「Velvia 100」で撮影した乗鞍です。
結論から先に言ってしまうと、期待していた通りこの夏の旅行で最高のお土産になりました。リバーサルフィルムの醍醐味というか真価は光に透かして生で見る体験です。同じく光を透過させるディスプレイ越しに見るブログでどこまで感動を伝えられるかは分かりませんが、できる限りフィルムを見た印象に近い仕上げにしてみましたのでVelvia 100の美しい色を楽しんでいただければ幸いです。
※ 各写真の下に表示されるEXIFはデジタル複写した際のカメラ情報で撮影時のものではありません。また、歩いたルートは前回の記事の通りなので、今回は細かくは触れません。
FUJICHROME Velvia 100とは
「超・極彩」イメージカラーを追求したベルビア100。
ベルビア50の超高彩度をさらに進化させた超極彩度フィルム。
赤・緑色系を強調した色調はネイチャーフォトに最適です。シャープネスが極めて高く、ダイレクトプリントにも適しています。
リバーサルフィルム | 富士フイルム より
フジフイルムのサイトにある説明の通り、今回のロケーションにはばっちりハマったフィルムでした。現像から上がり確認のためにライトボックスに置かれたスリーブを見て頬が緩むのを堪えられませんでした。
緊張と期待が混ざり合う
ネガフィルムでは一般にハイトーン側の粘りがあるので少々オーバーするぐらいでもOK、逆にリバーサルはシビアなのでオーバーにならない様に気をつけるなんて言われますが、実際デジタルでの撮影以上に露出はシビアでカメラ(F3)に露出計が付いていたとしても安易に信用するわけにはいきません。
しかし、乗鞍までわざわざ不便なフィルムカメラと露出に気を遣うリバーサルフィルムを持っていったのはこれ(今回の写真)を見たかったからに他ならないわけで、過去の経験と複数のカメラの露出を確認しながら絞りとシャッタースピードを選択します。
同時に撮影していたOM-D E-M1 Mark IIはデジタルカメラ、その場で撮影結果を確認できるので概ねどんな写真が撮れるかは分かりますが、F3には手ブレ補正やオートホワイトバランスなんてありません。
E-M1 Mark IIとF3で露出計の出た目も若干違いますし現像から上がってくるまで期待と不安がないまぜの状態が続きました。
今回は重量の関係で、Ai Nikkor 35mm F2の1本だけ持ってきたのですが、高山植物を撮るのにやはりMakro-Planarも欲しかったなと。そんなことを言ったところで後の祭りですけど、次回は装備を変えてみましょうか。
デジタルにはデジタルのフィルムにはフィルムそれぞれの良さがあるしお互いを融合するのも楽しいんだよな、なんて日頃から考えているのですけど、リバーサルはやはり特別です。
しっかりと露出が決まったフィルムを見られるのは自分だけという優越感もありますし、なによりもフィルムに写った像の美しさに心が震えます。昔書籍で見て憬れたネイチャーフォトの色が目の前にあるんです。
フィルム、ことリバーサルを取り巻く環境は厳しくなる一方ですが、この体験は他に代えがたい。より大きな中判でリバーサル・・・なんてことは考えていませんよ?