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彼岸花が咲きはじめたので撮りたいアイデアを試してきた
気が付けば猛烈な暑さだった夏もすっかり昔のことのように涼しくなり、ちらほらと鮮やかな赤い花が目に付くようになってきました。この週末より我が家から車で40分ほどの彼岸花の名所「巾着田」でも巾着田曼珠沙華まつりが始まるなど、秋の気配が近づいてきたのを感じます。
彼岸花自体はまだ開花しはじめで来週以降が最盛期といったところ。今のうちに試しておきたいアイデアを確認しようと近所のスポットへ行ってきました。
少し前に巾着田の話をしておいて行かないのかよという気もしますが、今年から巾着田では三脚(とそれに類するもの)が全日禁止となり、私が今年やりたいことができなくなってしまったから。今年は三脚を据えてじっくり狙ってみたい構図があるのです。
まぁ…三脚使ってやろうとしていることからすれば巾着田ほどの大群生地である必要はないというのもあるんですけれど。
アイデア1 超望遠で蝶とあわせる
今年やりたいことのひとつ目は超望遠でギュッと圧縮した画面の中に彼岸花とアゲハをあわせる構図。
実際にやってみたところ、このアイデアはちょっと課題が残りました。風さえなければ花は動かないのでいいのですが天気のせいか肝心のアゲハがほとんど飛んでいません。望遠による被写界深度や圧縮感はイメージしていたものに近かったもののアゲハの習性を勉強して出直しです。
被写体がいないのはどうしようもありません。構図や撮影時のイメージは掴めたので切り替えて次のアイデアを試してみることにしました。
アイデア2 マクロで蝶とあわせる
レンズが超望遠からマクロに変わっただけでやってることは同じです。ただしディスタンスはより近く、被写体はさらに小さくなり、被写界深度もごくごく浅くなるので難易度はぐっと跳ね上がります。
実は上の写真にシジミチョウが写っているのですがどれかわかります?
答は画面左のうっすらした丸ボケ。ほんの10cm程度奥へズレただけでもうこの有様。時折かなり近くを横切りますが画角が超狭いので画角内に入ること自体がラッキーという運ゲー状態。ここからさらにピント面へ来てくれなければ狙いは達成できません。
数十分待ってみたもののこの日に撮れる気配がなかったので対策を考えつつ別のアイデアへ切り替え。蕾には来てくれるんですけどね…
原因としてはカメラが近すぎて蝶が近づかないという可能性が高そうなので、結局のところ望遠レンズでディスタンスと深度のバランスを探るということになりそうです。というかマクロレンズにテレコンを使えばいいのかという気もしています。
アイデア3 クローズアップ
アイデアと呼んでもいいのかというほどにド直球。困ったときのクローズアップ。雨だからこそのシチュエーションで、おしべの先の水滴が面白かったのでそこに寄ってみました。おしべの先のように小さなものに最短撮影距離まで寄ってしまうと彼岸花である必要があるのか?という画になってしまいそうなものですが、水滴がそれを解決するアイデアを与えてくれました。
これだけ寄るとそれなりに絞っても背景がボケつつも水滴の中に彼岸花がまるごと写し出されるのです。それとこれは単純に面白いなと感じたことなのですけど、水滴の表面に彼岸花の花粉が浮いているんですよね。ファインダーでも気が付かなかったことをPC上で等倍で見ると見つけられるというのもマクロの楽しさのひとつ。
おまけ
思いつきでやってみました。D800EのAF性能に完全に頼り切ってのノーファインダー撮影。私の使っているD800Eというカメラは背面モニターが固定式でWiFiも付いていないので、こんな角度で撮影しようと思うとノーファインダーにならざるを得ません。
カメラの角度でだいたいの構図を想像して、あらかじめ移動させておいたAFポイントでAF・レリーズ。これが意外なほどに手応えがあってF4という比較的浅い絞りでもそこそこ当たりがありました。
インスタもリスタートしてみた
ちょっと宣伝です。ごくたまに個人的なことをポストしていたインスタグラム。なんとなくプライベートなものとごっちゃになるのがいやであまり使わなくなっていたのですが、写真用のアカウントを切り分けて新しく立ち上げてみました。
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