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いつもと違った視点で切り取る平成最後の川越まつり
今年のまつりは視点を変えて楽しんでみる
2016年にユネスコ無形文化遺産に秩父夜祭や高山祭などと一緒に登録された川越まつり。年を追うごとに人出も増え、昨年は73万人(2日合計)の来場があったそうで、なかなか気楽に写真を撮りながら楽しむというのも難しくなってきました。
いつものように標準域のレンズで歩くとついつい絢爛な山車に近づいてしまい、またしてももみくちゃにされる羽目にあってしまうと今年は望遠に振り切ってSIGMAの150-600mm F5-6.3 Contemporaryを持って出ることにしました。このレンジのレンズは近くは撮れない(ピントが合わない)ので強制的に離れられるというわけです。(ちなみに昼間の写真はPENTAX 67用の200mm F4をニコンのD800Eへ装着して撮影したものですが、登録レンズ情報の操作をミスって105mmのままEXIFが書き込まれてしまいました。正しくは200mmです。)
夜店の雰囲気が変わってきた
さて、持って出るレンズを決めて家族と一緒に家を出るとほどなくして交通規制が敷かれたまつりエリア。相変わらずというかますますというか出店の数も増えてきたような気がします。バリエーションも豊かになりましたし、出店者の雰囲気もここ数年でずいぶん変わりました。はしまき(お好み焼きをはしに巻いたモノ)の店なんてショーケースまでついています。
こちらはにぎり天のお店。この数年で定番化してきたフードイベントからの流れでしょうかね。1本400円なら割と安いような気がします。(イベントなどと比べれば)
東京(池袋)から電車で30分と近いので外国人の旅行者も多く見かけます。東京からふらっと足を伸ばすぐらいの感覚でなかなか強烈な日本っぽい体験ができたのでは?というか30万人規模の街の中心部がまるごとまつり会場ってそうそうないですし、日本人でも非日常的かも知れませんね。
そういえば、小江戸蔵里で売ってたマグロのからあげがおいしそうでしたし、その横でやってた(というかこちらは常設)日本酒の呑みくらべ(500円でおちょこ4杯分)もとても幸せ感がありました。
山車を探して
さて…
飲み食いはそこそこ楽しんでみたわけですけど、夕方から雨が降ったりやんだりではっきりしないお天気だったので山車の姿を見かけていません。蔵里の敷地内にある山車蔵でお囃子はやっているものの、このままじゃさすがに消化不良ですので中央通りへ移動します。
お、いましたいました。
川越は道の幅が狭く山車通しがすれ違うのもやっとという街なので、望遠という狭い画角でも数台の山車が連なるように見えるんじゃないかとイメージしていたらバッチリその通り。
標準ズームで近づいちゃうと見られない屋根の上の表情などなど、今まで見なかった視点で楽しむまつりが始まりました。ワッショイ!
超望遠で切り取るまつり
山車同士のすれ違いで起きる曳っかわせも超望遠で切り取るとぐわっと熱量も凝縮される。超望遠のファインダーを通して眺める山車とその周辺は意外と自然に見えてきて、いつも人の波にあっぷあっぷしながら感じているのは意外とこんな感覚の視界なのかも知れないなんて考えがチラついたり。
ひとつの象徴(山車)に向かってさまざまな思いやまなざしが収斂していく、それが自分にとってのまつりのイメージなんだなとか。
ところで、ここまでSIGMA 150-600mm F5-6.3 Contemporaryってレンズ1本を手持ちでやってきたんですけど、手ブレ補正がなかなか優秀で全然ブレない。開放が暗いからずっとISOはオート上限の3200に張り付いたままなものの、シャッタースピードは1/100ぐらいまで粘ってくれるのはとても心強いですね。レンズだけで2kgあるけど食べ歩いたカロリー消費するのにちょうどいいよね!それに山車やお囃子の前のポジション争奪戦から解放されるのも嬉しい副産物。
明けて2日目
明けて2日目。1日楽しめば十分だろうなんて考えてはいたものの、ちょっとお昼を食べに出ようにも結局はまつりに巻き込まれざるを得ないわけで… だったら2日目も行ってみました。この日のメインレンズは中判フィルムカメラPENTAX 67用の200mm F4をマウントアダプターでニコンD800Eに装着してやっていきます。
その前に、同じ市内に住むフォトグラファー(ち く し (@chikushi_22) | Twitter
)のご一家が遊びに来るということで待ち時間につい出来心でやりました。コエドビールのシーズナルビール「結」です。すっきりしていておいしいぐらいしか表現する語彙がありませんのでどんな味なのかはコエドビールのイベントやググるとかでなんとかしてください。
合流後は屋台で食べ物をつまんだりおしゃべりをしたりしながら、適当にパシパシスナップしていきます。まぁ、お昼ご飯のついでですからぐらいの気楽さで。
ちなみにちくしさんのお子さんが絶賛プリキュアにハマり中らしく熱く語られましたが大丈夫ですよ。魔法使いプリキュアぐらいまではフォローしてますから!(アラモードの途中でうちの子どもが急に脱プリキュアしてしまった)
お面買ったり、わたがし食べたり、くじ引きやったりと子ども達も遊び疲れたところでお開き。という感じで今年の川越まつりも新しい出会いや発見を楽しむことができました。
おまけのコスモス
ちくしさんと駅でお別れした後、子どもと面白かったね〜なんて話しながら歩いていたら道端に咲くコスモスにちょうど夕陽が差していました。
オールドレンズ(バケペン用)!女子力!とか言いながら撮ったとか撮らなかったとか