当サイトは広告・アフィリエイトプログラムにより収益を得ています。
一ノ倉沢(谷川岳)で紅葉のモルゲンロートを楽しむ
タイトルで全部言ってしまう回です。「とても満足しました。終わりです。」ではなくて…
昨年も紅葉期の一ノ倉沢に行ってきたのですが、その時はやや紅葉のピークを過ぎてしまっていたということと、モルゲンロートに間に合わなかったというちょっとした心残りがあったので、それらをしっかり回収していきましょ、とハイクしてきました。
ちなみに今年はその半月ほど前に天神尾根を歩いてきたので2018年の谷川岳の紅葉は上も下も堪能したということになります。
谷川岳はヤマノススメの約束の山ということもあったり、ロープウェーで標高を稼げるということもありカジュアルな装備の方もよく見かけますが、一方で遭難者や滑落事故も多く魔の山と呼ばれることもあるので開けたルートであっても十分に安全対策をしていきたいところ。
実際に夏から秋にかけて今回が今年3回目の谷川岳ですが、水が足りずに脱水状態になっている方や、足を滑らせている方を多く見かけました。油断ダメゼッタイ!
モルゲンロートとは?
ちょうどこの記事を書いているころ、ももさん(山と温泉のきろく)とTwitterでモルゲンロートって山クラスタ以外には知られてないのかも?みたいなやりとりしてたのでモルゲンロートってなんぞやということをヤマレコより引用しておきます。
夜明けの頃に、山肌が太陽の光を受けて赤く染まる現象。その色はピンク色を帯びた明るい赤色に見え、山が最も美しくなる時です。
語源はドイツ語:Morgenrot
モルゲンロート | 登山の用語集 – ヤマレコ
要は登ってくる太陽の反対側にある山が真っ赤に染まるってことです。日没時に起きるのはアーベントロート、マジックアワーと合わせて楽しめます。
朝焼けに染まる男体山がきれいですね!あれを「モルゲンロートだ!」と言って喜ぶのって、もしかして登山クラスタだけなのかしら(^^;; / “日光の紅葉、行きました(昨日)! いろは坂、明智平などの絶景と混雑攻略の記録です – とら…” https://t.co/hpSJQDKgUG
— 月山もも (@happy_dust) 2018年11月3日
確かにそうなのかも。
というか現象名を知っているから気にしてしまうということもありますし、その名前や現象を認知していなかったら太陽の反対側で起きていることに気が付く前に終わってしまうということもありそうです。
一ノ倉沢のモルゲンロートを見るために
そんなモルゲンロートを紅葉のピークが来ていた一ノ倉沢で堪能しようよというハイクをしてきたわけです。モルゲンロートは夜明けに絡んだ現象ですし、それを一ノ倉沢で楽しむためには夜明け前に到着してなければなりません。
つまり
ナイトハイクです。
紅葉期の日の出時刻は一ノ倉沢で6時前後。そこから逆算してハイク開始は4時頃が慌てずにすむ感じ。この日は18日目ごろの月が明るく道に影が落ちるほどでしたが、ヘッドライトを頼りに歩くのは変わりません。それほど高低差のない道とはいえ3.3kmを昼間のペースでは歩けませんのでコースタイムよりもかなり余裕を見る必要があります。そこからさらに逆算して首都圏から関越道に乗るのは午前2時といったところです。まさか自分が趣味のためにここまでの早起きをするようになるなんて思ってもみませんでした。
山間部の未明ですので気温も一桁。モルゲンロート前後は停滞することになるので防寒着もしっかりと。私はfinetrackのドラウトポリゴン3フーディでちょうどいいぐらいでしたが、ドラウトポリゴンは通気性が高く停滞したり強い風が吹いたりすると寒いのでハードシェル(エバーブレス フォトン)と併用です。
パンツはミレーのTYPHON WARM 50000 ST トレックパンツ。裏起毛・ストレッチ・透湿防水とわがままな機能満載で秋のトレッキングには重宝します。
夜のハイク
準備が出来たらヘッドライトをオンにしてハイクスタート。しばらく歩くと日本三大急登といわれる西黒尾根との分岐と指導標。山頂までの標高差は1200mぐらいで3.7kmなのでざっくり32%ぐらいの勾配と考えるとそりゃキツいなと思います。
先を急ぎましょう。といっても影が落ちるほどの月明かりがあるとはいえ辺りは真っ暗。以前に歩いたことのある道と言えど落ち葉が積もったりぬかるみがないとは限りません。しっかりと足下を確認しながら歩を進めます。
ちなみに明るければこのような景色が目の前に広がっています。しかし今見えるのは月と星、そして稜線を歩く人のヘッドランプの灯りぐらいです。周囲の紅葉を気にしようにも色はほとんど見えませんのでも自然と足は進みます。
到着しました。一ノ倉沢。
月に照らされる紅葉というのは実はまったく想定外だったのですけど、これは思いがけず面白いものが見られました。眼福です。
さて、モルゲンロートを待ちながらカップラーメンを作っていると下からどこかで見たような人影がやってきます…誰かと思ったら胸肉氏でした。
一ノ倉沢のモルゲンロート
そして始まりました。
みるみるうちに山が赤く染まっていく。あぁ…美しい。これを見たかった。
あっという間の出来事に1年越しの思いを巡らせていると、目の前の濡れた岩に赤く染まった山が写っているではないですか!いやもう最高か!
続きます
伝わっているかは分かりませんが、紅葉モルゲンロートが素晴らしすぎたので、この後の新道ハイクと温泉の話は後編として分けることにします。
続きです。
コメント
コメント一覧 (2件)
[…] 一ノ倉沢(谷川岳)で紅葉のモルゲンロートを楽しむ タイトルで全部言ってしまう回です。「とても満足しました。終わりです。」ではなくて… 昨年も紅葉期の一ノ倉沢に行っ […]
[…] 一ノ倉沢(谷川岳)で紅葉のモルゲンロートを楽しむ タイトルで全部言ってしまう回です。「とても満足しました。終わりです。」ではなくて… 昨年も紅葉期の一ノ倉沢に行っ […]