当サイトは広告・アフィリエイトプログラムにより収益を得ています。
星空に明け暮れた年末年始
大晦日から初詣にかけて、図らずも夏休み以上に星空漬けになった年末年始になりました。
明日から2016年の仕事も始まりますので、このあたりで気がついたことや撮影結果をまとめておこうと思います。
大晦日、昼間子どもと野鳥撮影の練習に行った伊佐沼公園。
夜になって、空が晴れていたので「行く年来る年」なんて見てる場合じゃない!とカメラを抱えて伊佐沼畔へ向かいます。
こんな時のために車には常に三脚を積んであるのです。
現地に着いてみると、並木ごしに木星を伴って月が昇ってくるところ。
昼間からバッグに入れたままにしてあった40-150mmに交換して撮影したものの、あんまり思っていたような構図にならないので早々に切り上げ、月を背にできる対岸へ移動。
移動した先から南西方向に向けて。
自宅から15〜20分ほどの近さながら案外写ることがわかりました。
新月の日に交通量も少ない北方向に向けて軌跡を撮ったり、オリオン大星雲の練習をするのに良さそうです。
年が明けてからは、同じRAWデータからどこまでブーストできるか挑戦してみたり。
Bチャンネルをベースに丁寧にマスクを作ると相当に暗い星まで浮かび上がってきました。
地平線付近のマスク作りなどはとてもデリケートな作業ですが、没頭できて楽しいですね。
こちらは元日の夜、渋滞により参拝が遅くなったために見ることができた秩父湖付近からの空。
さすがに奥秩父。周辺の山が天然の遮光フードになってることもあり地表付近からかなりの星が写ります。
同じくこちらも秩父湖付近から。
現像のプロセスを試行錯誤してみたところ先ほどの写真よりさらに星の数が増えました。
いくつか同じロケーションの写真の現像作業をしていると、共通する特徴があることに気がつきました。
暗い領域を持ち上げていくと地表付近にバンディングが出てくるのは判ることなんですが、どの写真でもベテルギウスの左あたりから画面左上に向かって明るい部分が出てきます。
画面下の方は地表に近いので光害の影響かなと思えるのですが、不可解なのは上の方。
赤で補助線を入れたこの領域。
星図を見てみて疑問は解決。
よく見る星空写真の様に明瞭なものではありませんが、天の川がある領域がほんのわずかに明るく写っていたようです。
去年は赤道儀のために貯金すると言いつつE-M1やE-PL6を買ってしまったので、今年こそは雲台関係充実させるぞ!