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jRO家族契約からココヘリ統合プランへの移行のあれこれ
jROがココヘリ傘下に
2022年6月末にココヘリを運営するAUTHENTIC JAPAN株式会社がjROを運営する日本山岳救助機構合同会社を100%子会社化したことで、ココヘリに加入するとjROの山岳捜索費用補填が自動で付帯するようになりました。上州武尊山など冬期はココヘリ加入が必須の山域などもありますし、ココヘリ統合プランに移行することで、滑落や遭難した場合に位置情報を発信して迅速なヘリでの捜索を受けることができます。
この発表を受けて親子で登山をする我が家でもjROからの移行を考えたのですが、jROで家族割引を利用している場合、サイト上で分かりにくいポイントがあったのでここにまとめておきます。
ココヘリ・jROとは?
jRO家族割引からの移行のいきさつの前に、ひとまずココヘリ・jROのサービス内容についておさらいしておきます。注意しておきたいのはともに保険ではなく捜索救助費用の補填サービスです。保険ではないので死亡見舞金はありません。
jRO | ココヘリ | |
---|---|---|
入会金 | 2,200円 (家族割引・団体割引あり) | 3,300円 jRO会員からの移行時は免除 |
事後分担金 | 事後分担金:200円~300円 | |
会費 | 毎年2,200円(家族割引・団体割引あり) | 5,500円 |
捜索・救助費用 | 550万円までの実費を補てん(下記の臨時費用を含む) | 最大550万円 |
個人賠償補償 | 最大1億円 | |
遺体搬送費用 | 30万円限度 | 30万円限度 |
関係者駆けつけ費用 | 30万円限度 | 30万円限度 |
謝礼費用 | 1機関につき10,000円×10機関限度 | 10万円限度 |
アウトドア用品補償 | 3万円 | |
病気による遭難 | ・ 山行中の発病は100%補てん ・ 既往症、持病は削減あり | |
海外 | なし | 記載なし |
死亡見舞金 | なし | なし |
講習会、研修等 | 都岳連等へ委託開催 | ・いつでもお得なアウトドア用品通販 ・国際山岳ガイドによる安全登山学校 ・施設利用補助など様々な特典付き |
救助隊斡旋 | 都岳連等と連携して派遣斡旋 | 不明 |
団体、家族割引等 | 団体、家族割引ともにあり | なし |
制度の運営 | 日本山岳救助機構合同会社 | AUTHENTIC JAPAN株式会社 |
遭難時に早期発見で命を守り、捜索・救助にかかる費用を補償します。
https://www.cocoheli.com/
24時間365日対応の緊急窓口で家族も安心。
油断すると命を落とすリスクのある登山というアクティビティに対して、年5,500円でこれだけのサービスが受けられるのは魅力的ですよね。
ココヘリには家族会員がない
上の表で比較するとjROからココヘリへ移行すると、1億円の個人賠償補償やアウトドア用品補償など年会費が上がった分、手厚い補償がついてくることが分かります。特に落石などで人に怪我を負わせてしまうケースがカバーされるのはありがたい。
冬山に行くことだしjROからココヘリに切りかえるか!と当然考えたわけですが、ここで気になるポイントがjROにはあってココヘリにはない家族割引。統合が急な話だったからかこの辺りのフォローが両社のサイト上で案内がなかったことや、発表があったタイミングが我が家の年会費の更新直後のタイミングだったこともあって2022年7月時点では見送ることにしました。(返金対応もないようでしたし……)
家族の2/3をjRO&ココヘリ統合プランに切りかえてみた
発表から9ヶ月たった2023年3月。何があったというわけでもないのですが、更新直前であわあわしないようにjROとココヘリのサイトをチェックしていると切り替えを促すリンクを見つけ、なにげなく手続きを進めてみました。
フォームの途中で家族会員ならではの躓きがあるかと思いきや、なにごともなくスムーズに切り替えは完了。続いて妻の分も手続きを進めてこちらも問題なく完了。
ここで残った子どもの分はどうなるの?という疑問が浮かんだのでジローリエゾンセンターへ電話で問い合わせてみました。
jROのプランのまま継続の場合は残った子ども分はこれまで通り、家族会員割引が適用されて1,650円+事後分担金のまま更新されるそうです。もちろん退会すれば更新時に年会費の請求はありませんし、ココヘリに切りかえれば割引制度のないココヘリの料金に変わるということのようです。