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100円ショップで時代と国境をクロスオーバーさせる
最近ジオラマ(情景模型)を作るのにハマっています。
6月にジムニーを主役に自分で撮影した森の写真を背景にした林道ジオラマを組んだことをきっかけに、一部を連想ゲームのように拡張していくという形でジオラマを作り続けています。これといって斬新なエピソードがあるわけじゃないのですけど、プラモ作って、粘土盛って、塗装してっていう作業は純粋に楽しいし、長梅雨とコロナで鬱々とした日々でもいい刺激を得られるので、そんな面白さが少しでも伝わればいいなーというそれだけの記事です。
正直なことをぶっちゃけると作ってることも楽しかったんですが、その様子を黙々と撮影してたら結構な量になったのでせっかくなら公開しておこうという打算的なアレでもあります。
決まっているのは恐竜だけ
さて、今回のジオラマを作るに当たってきっかけになったのは模型店でタミヤの恐竜世界シリーズというキットを見かけたこと。そして同時に恐竜世界シリーズは1/35というスケールで林道ジオラマに使ったジムニー(1/32)とサイズ感が近いことに気がつきました。
これは(ジュラシックパーク)やるっきゃねぇ……
気がついたら手元にはカスモサウルスの箱がありました。
タミヤ 1/35 恐竜世界シリーズ No.01 カスモサウルス 情景セット プラモデル 60101
- 発売日: 1993/07/27
- メディア: おもちゃ&ホビー
カスモサウルス本体を塗った様子は以前に記事にしていますのでここでは割愛。20年ぶりぐらいにアクリルガッシュ(アクリル絵の具の一種)を使って塗ったけど、昔取った杵柄というか手は覚えているものでなかなかいい具合なカスモサウルスができあがったのです。
恐竜本体はいいけど、問題はベース。キットに付いてくるベースだと車や周辺の情景を作るスペースがないんです。
100円ショップはタイムマシーン
みんな大好き100円ショップ。大型の店舗に行くとクラフト系の素材も揃っているので使えそうなモノをパパパッと見繕っていきます。
- A4コルクボード
- 石粉粘土
- 発泡スチロールのブロック
- シダっぽい観葉植物(フェイク)
買ったのはこのぐらい。ベースを拡張するためのベースにはA4のコルクボード、ウッド調の縁が付いてるのも具合がいい。石粉粘土はキットのベースから地形を拡張するため。乾燥するとサクサク削れるので使い勝手がいい。発泡スチロールのブロックは粘土の下に仕込んでかさを増すため。全部粘土で盛ると、乾燥したときの引けが大きくなってしまうから、芯を入れておく。最後のシダっぽいフェイクの観葉植物は先っちょをカットしてベースに植えて使います。そのままシダになる。
このぐらいのものを模型店で揃えると3~4000円ぐらいかかりそうだけど、100円ショップだと1000円もかからずジュラ紀と現代を繋げるアイテムが揃いました。
盛る・塗る・生やす
材料がそろったらコルクボードのベースにキットのベースを貼り付けて、その周りを盛っていく。盛るときはざっくり「こっちから車がきて、あそこで恐竜と鉢合わせる」みたいなストーリーを描きながらやっていく。慣れない人は簡単でいいからスケッチを描いておくとグッドです。
基本的に粘土を希望の地形になるように盛っていくだけ。ときどきリアリティを加えるためにちょこっと手を加えます。
地面の形ができたらタミヤの情景テクスチャーペイントをゴシゴシ塗りつける。「ここに雨が降ったらどう流れるだろう?」とか「ここの一年はどんな変化があるんだろう?」なんてことを考えながらゴシゴシやる。
タミヤ メイクアップ材シリーズ No.109 情景テスクチャーペイント (土 ダークアース) 87109
- 発売日: 2009/06/24
- メディア: おもちゃ&ホビー
仮置きしてみる
ベースが乾燥したらオブジェクトを、いやキャストを立たせてバランスを確認してみます。うん、様になってきた!けど、黄色のジムニーは少々カジュアルすぎるし、林道ジオラマから出張してきているのであちらが寂しい。
ならば、ということで恐竜と同じく1/35スケールの車輌を探してみようということで白羽の矢が立ったのがこちら。
タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.33 イギリス陸軍 SASジープ プラモデル 35033
- 発売日: 2006/10/04
- メディア: おもちゃ&ホビー
すでにドイツ兵と何人かわからない調査員っぽい人間が立っているところにイギリス人なんてわけがわからないけど、そもそもジュラ紀と現代が繋がってるんだから細かいことは気にすんなってマインドで進めます。
ワイルドな仲間がやってきた
作業自体は細々としたことの繰り返しなんで、写真をだらっと貼っても退屈なので動画にしてみました。音源はフリーのものですが、そこのとこちょっと大事なので音アリでお楽しみください。DIORAMA TANOSHII!
長かった旅路(完成)
紆余曲折はあったものの長かった旅路もようやくゴール。100円ショップのおかげで机の上にジュラ紀と現代がクロスオーバーしたジオラマが完成しました。
これまでいわゆるガンプラを中心に楽しんできたプラモデルでしたけど、1/35(じゃなくてもいいけど)というスケールモデルに手を出したことで世界が連続的に広げていける楽しさを知りました。林道ジオラマをはじめたところから恐竜ジオラマが完成するまでに(塗料やサフ含め)なんだかんだ1万円ほどはかかってしまいましたけど、キット自体は1000~1500円程度のものばかりなのに、やればやるほど遊べる要素が出てくるプレイバリューはすごいし、キットに同梱されている印刷物も単なる取説ではなく読み物として楽しめる情報量なのがまたすごい。
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