【ファーストインプレッション】SIGMA 70-200mm F2.8 DG OS HSM | Sports を買ってみた

2019年6月16日

超望遠から望遠へ

何度目かのタイトルで終わる回です。
これまでメインのカメラをNikon FX(フルサイズ)機にしてから望遠域はSIGMA 150-600mm F5-6.3 Contemporaryを使っていました。画質やズームレンジに不満はなかったものの、やはり使用頻度はそれほど高くありませんでしたので、画角的に必要性を感じていた70-200mm F2.8という王道のレンジのレンズに置き換えることにしました。135mmとか180mmぐらいで切り取りたいことも多いですし、そんな時に150-600mmは大きすぎますしね。

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どれを選ぶ?

さて、ズームレンジを変更すると決めたら次に気になるのは「どの」70-200mmにするのか?ということ。Fマウント用の新しめのものだけで以下の4本もあります。

  • Nikon AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR
  • Nikon AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
  • SIGMA 70-200mm F2.8 DG OS HSM | Sports
  • TAMRON SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2 Model A025

それに、寄れる・寄れない、軽い・重い、手ブレ補正が強い・弱いだとか、それぞれ個性も違うわけで悩ましい。結果的にSIGMA 70-200mm F2.8 Sportsに決めたんですけれど、レンズを入れ替えるにあたっていろいろと考えるわけです。描写とか取り回しとか重量だとか耐候性だとか。それに今だとフルサイズミラーレスへの移行期ということもあって将来性なんてのも気になるポイントです。

4本のレンズのスペック

あまりスペックだけを見ても面白くはないんですが、検討するときに気になるポイントを抽出した表をまとめておいたので貼っておきます。ざっくりとそれぞれの性格が見えてきます。表はNikon Fマウント用のものですが、キヤノンのカメラをお使いであればNIKKORがキヤノンのLレンズに置き換わる感じになると思います。

レンズ名AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VRAF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR IISIGMA 70-200mm F2.8 DG OS HSM | SportsTAMRON SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2
レンズ構成18群22枚16群21枚22群24枚17群23枚
絞り9枚(円形絞り)9枚(円形絞り)11枚 (円形絞り)9枚 (円形絞り)
最短撮影距離1.1m
(ズーム全域)
1.4m
(ズーム全域)
1.2m0.95m
最大撮影倍率0.21倍0.11倍0.21倍0.16倍
フィルターサイズ77mm77mm82mm77mm
最大径88.5mm87mm94.2mm88mm
全長202.5mm205.5mm200.4mm
(フランジバック分を補正)
191.3m
質量約1430g約1,540g1,805g1,485g
手ブレ補正効果4段3.5段4段5段
その他の特徴  アルカスイス互換の三脚座
SIGMA USB DOCKでカスタマイズ対応
アルカスイス互換の三脚座
TAP-in Consoleでカスタマイズ対応
 PYレビューPYレビューPYレビューPYレビュー

それぞれの傾向(ざっくりと)

Nikonの新旧2本は基本的なトーンは似ていて新しいEタイプは軽く寄れるよう(最短撮影距離、倍率ともに)にアップデートされている。対してSIGMAは絞り羽が多く重く(いつものこと)描写の傾向はキレと透明感がある、TAMRONはコンパクトに収めて柔らかめの描写傾向で興味深いのは最短撮影距離は短いのに倍率はやや低いこと。SIGMA、TAMRON両者に共通するのは三脚座がアルカスイス形式に対応していることとオプションでレンズのカスタマイズが可能なこと。

価格面ではAF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR IIの中古美品・良品とSIGMA/TAMRONの両社の新品が並ぶくらい。(おおよそ12~13万円あたり)

SIGMA 70-200mm F2.8 DG OS HSM | Sports に決めた理由

さて、スペック上からうかがえる特徴は先ほどの通り、4本それぞれに一長一短があり決め手に欠けます。

個人的な描写の好みや撮影倍率などを加味するとNikonのEタイプかSIGMAが候補。価格面ではGタイプかSIGMAかTAMRONが候補、しかしGタイプとTAMRONは寄れない。ならばSIGMAかと思いきやその重量が気になってしまう。となかなか絞り切れないまま数ヶ月が経過しました。

あーでもないこーでもないと迷いながらPY(フォトヨドバシ)の SIGMA 70-200mm F2.8 DG OS HSM | Sports のレビューを見ていてふと「標準ズームは24-105mm F4 ARTを使っているから描写傾向や操作感に一貫性があるのは使いやすいかも」という思いがわいてきたのが決定打になりました。

さっそく実写してみた

届いた日が都合良く梅雨の晴れ間にあたったのでさっそく動物園で実写してみました。(LRCCでカメラ標準プロファイルとレンズ補正のみ適用)

まずは開放で前ボケはどんなもの?と撮った一枚。穴が空くほど購入前にレビューを見ていたので予想はしていたものの前ボケはとてもスムーズですしピント面はキレッキレ。

続いてC-AFと玉ボケを見てみました。そよ風に揺れるつるをしっかり捕捉しますし玉ネギボケも気にならない。この辺りでちょっと予想と違っていたのは24-105mmよりも彩度がしっかり乗るということ。AFのスピードについては十分に高速に感じますが、以前使っていたOLYMPUSのM.ZD 40-150mm F2.8 PROと較べるとややゆったりと感じますが、レンズエレメントが大きいのでいたしかたないのかなと思います。

手ブレ補正の効きを確かめてみました。最短撮影距離付近だったのでシビアですが安定感があるのは3段分ぐらいまででしょうか。

SIGMAのことなので解像は言わずもがな。

レンズはやはりズシリと重いですが、一通り試してみて期待通りの性能だというのがファーストインプレッションでした。詳しいレビューはしばらく使い込んでみて改めてまとめたいと思います。

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追記

しばらく使ってみて絞りの浅い写真の場合に「あれ?」と思うことがあったので SIGMA USB Dock を使用してピントの調節をしてみました。結果としてはかなり後ピンの状態だったのですが、調整の方法と結果について別ブログ( Imaging World )にてまとめています。SIGMAレンズをお使いの方でレビューや作例との評価にズレを感じる方は一度お試しください。

SIGMAのSGVライン(Art/Sports/Contemporaryシリーズ)のレンズは別売りのUSB Dockを利用することでファームウェアのアップデート
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