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MERRELL カメレオン 7 ストームゴアテックス レビュー
以前から気になっていたMERRELLのカメレオンシリーズ。数ヶ月前、たまたまふらっと入ったMERRELLのショップで試着をしてみると、それまでヒールカップがキツすぎて諦めていた履き心地が改善していたので購入してみることにしました。(カップ形状がカメレオン 7世代から変更されたそう)
カメレオン 7 ストームってどんな靴?
「自然の変化に対応していくトレッキングシューズ」とメーカー自ら謳うようにアウトドア向けの靴でミドルカットとローカットがあり、それぞれにメンズ・ウィメンズモデルが用意されています。メーカー公式のプロダクトページは正直なにをしたかったんだろう?という気持ちになりますが、貼っておきます。
https://www.merrell.jp/special/chameleon7storm/index.html
目立つ特徴としてはソールやヒールに組み込まれたプレートで長時間の歩行をサポートしたり、防水透湿素材の代名詞ともいえるGORETEX(ゴアテックス)とメッシュアッパーで蒸れを防ぐといったところ。
分かりやすくアウトドア向けで、アップダウンの少ない高原や低山ハイキング程度なら行けるかな~という感じ。公式ページからは受ける印象としては、フジロックなどの野外フェスぐらいがターゲットになっているのかなといった印象です。
ざっくりとまとめると、歩きやすくて水もへっちゃら汗をかいても蒸れにくいよという靴です。
実際に履いてみて
さて、実際に履いてみたインプレッションを語る前に、比較対象になる靴のことも少し触れておきます。カメレオン 7 ストームを購入するまで普段はMERRELLと同じくアウトドアシューズを作っているKEENのJASPERという靴を履いていました。
それはもう気に入っていて色違いの2足をローテーションするほどに。履き心地も良く歩きやすい上に蒸れもほとんど感じない、そんなJASPERですが難点がないわけでもなく、それはソールが濡れたタイルなどにめっぽう弱い(滑りやすい)ということです。
そんなわけで、雨の日に怖い思いをしなくて済む歩きやすい靴を求めてカメレオン 7 ストームを選んだわけです。KEENのJASPERでも雨の日に滑る以外ではそこまで困ることもなかったのですが、GORETEXとVibramソールということで安心しきっていました。
しかし、このソールがクセモノでした。
雨の日に履いてみるとGORETEXがちゃんと働いて濡れや蒸れはありません。そこは期待通り。問題はソールで、すり減って溝がほとんどなくなったKEENのJASPERよりも滑りやすいんです。
ビルや駅の床に貼ってある磨かれたタイルはもちろん多孔質タイプのタイルでさえつるっつる滑りますし、階段のフチに付いている滑り止めで滑る(滑り止めなのに)始末。これでは怖くてアウトドアフィールドになんて履いていけません。朝露に塗れた木道や、沢沿いの岩で滑るのは目に見えています。
優れたグリップ力を謳いつつ防水透湿素材を採用しているにもかかわらず、悪天候でまったく性能発揮できないという存在意義に疑問を感じるプロダクトです。アウトドアはもちろんてすが街中であっても「変化に対応していく」気概がまったく感じられない…
私の期待値が高すぎたのかも知れませんが、正直、これを作った人は晴れた日にしかテストしていないんじゃないか?とさえ思えてくる、そんな靴でしたので、アウトドアユースを想定して購入する際はご注意ください。
フォローしておくと、晴れの日は履き心地も良いし蒸れなくて快適ですよ。(当たり前)