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霧煙る御岳山ロックガーデンをしっとりと歩く
過去に例をみない暖冬で3月の上旬というのにすっかり春のような暖かさの中、わざわざ雨が降る御岳山に行ってきました。晴れの山もいいけど雨の中しっとり歩くのも好きなんですよ。
例によって、YAMAPの活動記録にリンクしています。
霧に向かって
さて、雨の中の山行というのは冒頭に書いたとおりで、ケーブルカーの滝本駅はすでにこんな様子。晴れの日に木漏れ日の中を歩くのももちろん楽しいけれど、小雨のぱらつく日は霧がドラマチックな光景を描いていたり、瑞々しい緑に出会えるのでたまにはあえての雨というのも楽しいのです。
レインウェアとザックカバーの準備ができたら出発!画面は暗いけど、気分は高揚しています。
辺りは蝋梅と梅がちょうど見頃を迎えていて控え目な芳香が漂っていて足取りを軽くしてくれます。本当に画面は暗いですけどね…
新しい相棒と
さて、わざわざ雨の日に御岳山に来たのはしっとりした空気を楽しみたいということの他に、新たに手にしたカメラを試しておきたいというのももう一つの大きな理由。
そのカメラというのはPENTAXのK-1 mark II。詳細なインプレッションはまた別の機会にするとして、昨年末から使っていたK-3で感じていた窮屈さ(ダイナミックレンジのシビアさや当てにならないAFなど)を見事に払拭した名機です。絵作りの懐がとにかく深くて、その場でガシガシとイメージを作り込んでいけるのがとにかく心地いい。先日の記事の通り万人におすすめできるカメラではないけど、少なくとも私にとっては素晴らしい相棒になってくれそうな予感がします。
話が逸れました。
新しいカメラの感触を確かめながら歩いていると気がつけば長尾平を過ぎ、七代の滝まで来ていました。いつもは休憩したり記念写真を撮る人で賑わっている七代の滝も冬の雨ともなれば人影一つありません。
霧雨の森を存分に楽しむ
やや雨が強くなってきたので七代の滝をそそくさと後にし、天狗岩もサクッとスルー。その奥にある水と森のゾーン「ロックガーデン(岩石園)」へ向かいます。新緑や紅葉の時期も素晴らしい景色を楽しめますが、人の少ないこの時期にゆっくりと楽しむのもいいですね。誰に気兼ねすることもなく満喫できて最高です。
所々に2019年の台風(ハギビス)の影響が見受けられます。台風の爪痕を見かけると撮影するようにしているのですが、そのうち作品群としてまとめられるといいななんて考えています。
一方で新しい芽吹きや動物の痕跡を見つけて逞しさを感じます。自然の猛威なんて言い方をしますけど、結局の所それは人間側の都合に立った視点でしかなくて、自然は変化があっても淡々となるようになってるんですよね。
そんなことを考えているうちに東屋へ到着。レインウェアのおかげで快適に過ごしているとはいえ、それなりに体も冷えたので温かいラーメンでも食べて一息入れます。
体が温まったら折り返して戻ります。今回のハイクではもう終盤ですが、ようやくK-1 mk2にも慣れてきて思い描いていたイメージに近いものが撮れるようになってきました。
この日はK-1 mk2とセットになっていたHD PENTAX-D FA 28-105mmF3.5-5.6ED DC WRというレンズ1本だけだったのですが、キットレンズなのに本当によく写りますね。
下山後のびっくり
さて、軽めのハイクとは言えそれなりのカロリー消費をしたのでお腹がペコペコです。いつもなら釜めしのなかいに行ってしまうところなんですが、この日は人に薦められて奥多摩駅2Fの「ポートおくたま」さんでカレーとコーヒーを頂きました。
ご飯はもちろんおいしいのですけど、この日はもう一つのびっくりがありまして。
オーナーの方に自己紹介をした後、席に戻ると後ろから声をかけられて…振り向いたらなんと月山ももさん ( id:happydust )さんでした。まさか雨の奥多摩で知り合いに会うとは思いませんでした(むしろ雨だからこそ?)。
思わぬハプニングもありましたが、とても濃い一日になりました。なお、帰宅後にProtrek Smart WSD-F30を紛失していたことに気がつきちょっと消沈しています。