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【振り返りとレビュー】OM-D E-M1 Mark IIと過ごした1年

2017 12/22
写真
Olympus OMDS E-M1mk2
2017年12月22日2023年7月18日

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OM-D E-M1 Mark II / E-M1 Advent Calendar 2017へOM-D E-M1 mark II発売1周年の日に何かを書くと宣言したはいいものの、大したアイデアがあったわけでもなくものすごいプレッシャーを感じています。呼びかけに対して自分で12月22日に手を挙げたわけですから自業自得としか言いようがないのですけど…

とにかくOM-D E-M1 Mark IIが発売されて1年経った、発売日に手にした私は丸1年このカメラを使ってきたということになります。2016年12月22日の発売から1月ごろにかけて、新機能や画質などをレビューしてきましたが、ここで改めて似たようなことを書いてもつまらないですし、カメラは写真を撮る道具のそれ以上でも以下でもありません。撮れたものが全てです。そこで、どんな風にこのカメラを使い、そしてどんな写真を撮ったのかということを振り返りながらOM-D E-M1 mark IIを1年使った所感を綴ってみたいと思います。

目次

写真で振り返る1年

発売日から1月 新たなる沼

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E-M1 MarkIIの最初の被写体は沼でした。カメラ沼とかレンズ沼とかの比喩表現ではなく本当の沼。私が暮らす川越には伊佐沼という関東では印旛沼につぐ大きさの沼があります。冬は水量が減り沼畔も朝方は氷結するので水際ギリギリまで寄って朝焼けとリフレクションを撮ろうと目論見んでいました。

上の写真は発売日翌朝に早く使いたい一心で撮影したもので、さい先のいいスタートを切れたことに気をよくして何度かこの場所へ足を運んでいます。調子に乗ると必ず落とし穴に落ちるのが世の常。正月早々、朝焼けのみでなく野鳥ももっと近くから狙いたいと足を踏み出した瞬間、凍った沼畔を踏み抜いてしまい文字通り沼へ落ちてしまいました。

幸いにして自力で脱出することはできたものの、寒いは臭いは汚れるはでさんざんな正月になりました。ただこの経験で地面が凍っていても水流の近くは危険という知見を得られましたのでフォトグラファーとしては実質お年玉です。

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そういえば正月といえば秩父へも行っていましたね。美の山公園からハイレゾショットで夕焼けを撮ったりしたことを思い出しました。ハイレゾショットは電子接点のあるレンズではF8までしか絞れないという制限がありますが、接点のないマニュアルレンズであれば光条を出すために絞り込んでの撮影も可能になる(はず)ので、標準〜望遠域ではマニュアルレンズを使うのもいいかも知れません。

2月 プロキャプチャーに驚く

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2月といえば梅の季節。1月にE-M1 Mark IIのダイナミックレンジに十分な手応えを感じたところで、次の興味は進化した5軸手ブレ補正やプロキャプチャーへシフトしていました。そんなわけで梅ジロー(メジロ)を撮りたいと越生梅林へ。残念ながらメジロには会えずでしたが望遠域での手ブレ補正効果は確実に強化されていることを実感しました。

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とはいえ。

プロキャプチャーの威力を確かめたいという欲求は収まるわけがありません。ユリカモメの集まる公園で溜まった(?)フラストレーションを発散します。シャッターボタンの半押しでスタンバイしシャッターを切った瞬間の前14コマをさかのぼれるプロキャプチャー。ユリカモメの着水の瞬間を見事に捉えてくれていました。スタンバイを始めるとEVFがややコマ落ちするのが賛否両論あるかと思いますが、動作が始まったことが分かりやすいので個人的には不満はありません。

3月 雨は諦める理由にはならない

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2月に続いて3月もまだプロキャプチャーに執心していました。というか梅ジローにこだわっていたという方が正しいかも知れません。そんなわけで秩父のミューズパークにある梅林へやってきたもののここでもメジロには会えずじまいだったのですが、コゲラが木をつついてエサを探しているところやミツバチが梅の花を飛び回っているところを見られて十分に楽しむことができました。これはそんな中、プロキャプチャーで撮った一枚。

花と蜂を絡めた写真というのは来年も狙ってみたいと思っているのですが悩みどころはシャッタースピード。羽を止めた方がいいのか、それともある程度動きを見せた方がいいのか、なんて悩んでいるのですが1/4000でも止まりきらないこともあるのでまずは数を打つしかなさそうです。

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一方こちらは川越の中院の枝垂れ桜。雨がしとしとと降る中なにか面白いポイントはないかと見つけたぐるりと回った枝を窓に見立ててみました。当時は「してやったり」と思ったのですけど、今だと同じようには撮らないかも?なんて感じてしまいます。写真の良し悪しということではなく、構図の組み立てとして。

ともかく、自分自身がレインウェアを着込んでしまえばカメラについてはほとんど気にしなくて済むというのはとても心強いことです。この頃はまだ購入して間もなかったこともあり、少しばかり恐る恐るな扱いだったのですけど、気が付けば夏頃には「雨?だから何?」とか「雨だー!濡れた苔撮りに行きたい!」みたいな思考になっていました。

4月 山はじめ

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温かくなってきて桜の季節がやってきました。この頃から家族の共通の趣味として登山が加わりました。この写真は芝桜で有名な秩父の羊山公園の桜で、この日は日向山(秩父のちょっと手前にある山)へ登った帰りにせっかくだからと秩父まで足を伸ばした時のものです。羊山公園は芝桜だけでなく桜も見事なので2018年も秩父界隈でお花見ハイクからの珍達そば&秩父でお花見のはしごをキメたいですね。

ちなみにこの日は子どもにPEN Lite(E-PL6)を持たせていたのですけど、その写真にも驚かされましたっけ。

E-PL6 + 12-32mm F3.5-5.6で7さいによる武甲山。なんなのだこれは? pic.twitter.com/gVtD9i7gXe

— タケル | ネイチャーフォト・動画 (@TKL) April 17, 2017

今振り返ってみても本当になんなのだ・・・

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5月 写真への意識が変わり始める

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ちなみにこの写真、シャッタースピードが2.5秒ですが手持ちでの撮影。この時の経験からのちの #手持ち長秒チャレンジ に繋がった感がありますし、私にとってはターニングポイントになった1枚でした。

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6月 表現したいことの模索

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毎年楽しみにしているカエルの季節。小さなアマガエルをマクロレンズで撮るといつも見ている景色がまったく違ってみるのがとにかく楽しいんですよね。撮影としては三脚を使っている余裕がないことと、いつ跳んでいってしまうかわからない相手に様々なアングルを試すことでどうしても手持ち撮影になるため、姿勢の取り方やぶらさないための固定の仕方などのトレーニングになったりします。

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で・・・・・・

そうやってトレーニングしたぶらさない技術とE-M1 MarkIIの強力な手ブレ補正。仕事帰りにふとテールランプのレーザービームできるんじゃない?と始めたのが #手持ち長秒チャレンジ です。

これがまた楽しくて、先ほどのカエルとは違った方向で普段の景色が違う顔を見せてくれることに気が付くことができるんです。時間(シャッタースピード)に対する意識はもちろん、写真は光で描くことなんだということもよりはっきりと意識に根付いてくるので今でも継続してこのチャレンジをしています。

これまでと違ったフィールド、手法で撮影することが増えてきて「自分が表現したいことはなにか?」ということがカメラを構えたときに占める比重が大きくなってきた時期でした。

7月 E-M1 MarkIIをしっかりと信頼した

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発売直後にも感じたことですが初代のE-M1と較べダイナミックレンジが広がったことで、朝焼けのグラデーションや暗く落ちた岩のトーン、雲海などでもフルサイズ機のα7IIと画角意外でほとんど意識しなくなってきました。細かく見ればセンサーサイズの分ややα7IIの方が粘ることはありますが極端な露出でなければ気にするほどではありませんし、被写界深度を合わせれば2段分明るさに余裕があるのでむしろE-M1 MarkIIに分がある場面すらあります。

ここまでの半年あまりでじっくりと確かめてきただけあって、E-M1 MarkIIに対してしっかりと信頼が生まれた時期になりました。これ以来、E-M1 MarkIIを使うときはファインダーの中のこと以外に気を遣った覚えがありません。

8月 満を持しての山カメラへ

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山ではE-M1 MarkIIとF3と決めていたので街中ではE-M1 MarkIIの写真がありませんので乗鞍から2点ほど。7月の時点でカメラに対する評価はほぼ決まりました。あとはフィールドで使う上で自分が何を求めているのか(携行や撮影のスタイル)を詰めていけばいいだけです。Eマウント(α7II)を含めて、それぞれをどう使うのかの方向付けができた時期です。

9月 RAW現像プロセスのアップデート

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9月はそれどこへの寄稿のために陰でごにょごにょやっていたのであまり撮影に出ていなかったのですが、そのことがある意味で良い機会となりました。というのも、撮りに行けなかったことでブログを書くネタが尽きてしまい、その結果「レタッチノート」というシリーズを始めることができたからです。

私が考えるRAW現像のプロセスを文章化して公開しているこのシリーズ、現在Vol.4まで公開しています。ビジュアルを構築していくプロセスを言語化するのはかなりしんどい作業ですが、このシリーズを書くことで得られた知見やあらたな交流を考えれば、その程度の苦労は安いものでした。

時を前後してかめらと。さん、rossodinoさんもRAW現像やレタッチのプロセスやロジックについてのコンテンツを公開されています。どなたのコンテンツもとても示唆に富んでいて下手なRAW現像参考書などは売れなくなってしまうのではないか?という読み応えのある内容です。率直なところ、私が書籍などで得られずに歯がゆい思いをしていたことばかりなのでみなさん今すぐフォローしましょう。

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10月 紅葉を求めて

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9月の終わりから11月へかけてはとにかく紅葉を追いかけていました。我が家の紅葉はじめは白駒の池から。この時期はなかなか天候に恵まれず・・・というのも変ですね、霧の紅葉めちゃくちゃ楽しんでいましたし。同時に写真についても明確に変化が出てきました。レタッチノートを書き始めたことで、これまでぼんやりとしていた理解が急速に私の本業であるデザインの知識と結びついて結実し始めた実感がありました。

この景色を見たときに(あるいは狙って見に行ったときに)どうしたかったのか、どう表現するのか、そのあたりがバゴーンとハマりました。求めていた「強い」写真が近づいてきたのです。

11月 感動をありがとう

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11月も引き続き紅葉を追いかけていました。もはやE-M1 MarkIIどうでもいいみたいな流れになってきていますけど、この頃の心境としては実際そんな感じでした。E-M1 MarkIIのモノとしての価値は変わることはありません。なんですが、表現だとかその手のことを日夜考えていたら使いたい画角さえ使えれば何でもいいかなみたいな心境になってきていました。撮りたいもの、見せたい世界、それを表現するためにそこへ持って行けるカメラ・レンズならなんでもいいや、世界に感謝という解脱。

余談ですが一ノ倉沢の紅葉はとても素晴らしかったので来年も訪問したいですね。今回より1〜2時間早めの行動が良さそうです。(夜明け前に到着を目指す感じ)

12月 理解がラインを超えた

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さて、いよいよ12月です。OM-D E-M1 Mark II / E-M1 Advent Calendar 2017でE-M1 MarkIIの1周年の日に書きまーすと宣言してしまったことに加えて仕事が1年で最も忙しい時期ということもあり、ブログも書けず、写真も撮らずみたいな日を過ごしていますが、実はこの1年で最も大きな変化、というかステップアップがありました。簡単に言えば9月頃から考えていたことが腑に落ちたというだけのことですが、何がしたいか・何ができるかが明瞭な形で理解に結びついたのです。

私の感覚としてはあるラインを超えたというのがしっくりくるのですけど、それもこれも1年前にE-M1 MarkIIを手にしたことがはじまりでした。途中で解脱とか言っていますが、それもこれもE-M1 MarkIIがなければ通過することもなかったポイントです。

当初、この記事はE-M1 MarkIIの機能面にフォーカスしつつ写真で振り返るつもりだったのに後半はほとんど自分語りになってしまいました。しかし、この振り返りが1年間このカメラを使うことで得られる経験としてお読みいたければ多少なりとも参考にはなるのかな?なんて思っています。

1年間OM-D E-M1 Mark IIを使ってみた感触

「素晴らしいカメラ、この一言に尽きます」と、最後にちょっとだけカメラレビューをしてみます。

約1年間フルサイズ機と併用していても画質面で気になるシーンもあまりなく、コンパクトかつ堅牢なシステム。おまけにそのシステムは雨に濡れるなんて優しいものではなくバシャバシャ水を被るようなシチュエーションをもものともせず、とんでもないスピード(AF、連写、レンズの明るさ)も持ち合わせ、フィーリングの良いシャッターとグリップまで備わっているんです。この1年でE-M1 MarkIIに関して大体どこでもこのような評価を見かけました。

実際、その通りのカメラで私自身も同じ評価です。

ですが、私がこのカメラに対して抱いている何よりも素晴らしいと感じる点は、カメラと意識せずに撮影に集中できるカメラであること。

普段使う中で不足を感じることのないシャッタースピード、連写性能、そして高感度耐性。カタログに踊る安易に思えるワードですが、撮りたいものが現れた時、意識を阻害しないパッケージングでまとまっている。そんなカメラがOM-D E-M1 MarkIIだと感じています。

1年間ありがとうオリンパス!ありがとうE-M1 Mark II!

2018/08/01追記

その後、α7IIとの2台持ちに煩わしさがありNikon Fマウント(D800E)へ統一したものの、E-M1 MarkIIの良さを改めて感じています。

F2.8通しのレンズを使っても軽量かつ強力な手ブレ補正とライブビューの扱いやすさが、片手でエクストリームなポジションからでも容易に撮影できる可能性をもたらしてくれるのは、一般的な評価軸では推し量れない魅力的なポイントです。手持ちで秒を超える露光時間のスナップだったり、(安全を確保した上で)崖の外へ手を伸ばしての撮影など、そもそも他の機種では撮影自体が困難なケースを体験させてくれるカメラでした。

今はD800Eのサブ機としてフジフイルムのXシリーズが興味の対象になっていますが、撮影の幅を考えるとMFT(OM-D)の次世代機も気になって仕方ありません。

写真
Olympus OMDS E-M1mk2

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